第382号(令和5年3月5日) 1ページ

最終更新日:2023年3月5日

地域と学校パートナーシップ事業
〜地域総がかりで子どもを育てる〜

 新潟市では学校が今まで以上に地域に開かれ、地域とともに歩むことができるように、「地域と学校パートナーシップ事業」を行っています。
 今号では各学校で実践されている「地域学校協働活動」の取り組みを紹介します。
問い合わせ 秋葉区教育支援センター(電話:0250-25-5500)

結小学校
学校に笑顔が広がる「木曜ひろば」

 「木曜ひろば」では、保護者や地域ボランティアの方が集まって、季節の飾りを折り紙で作り、校内のさまざまな場所を彩っています。きれいに飾られた様子は、子どもたちや学校へ訪れた人たちの笑顔につながっています。
 クリスマスには、「木曜スペシャル」として、子どもたちと一緒にサンタクロースを作りました。参加した子どもたちは、完成した作品を手に、笑顔いっぱいでした。

 

小合小学校
地域を学び、地域をもっと好きになる「小合のお宝発見!」

 3年生は、小合地域が、信濃川の豊富な水と、それによる豊かな土壌により、昔から花卉(かき)産業や米作りが盛んに行われていたことを地域の人から学びました。
 何度も地域探検に出かけ、花の生産や販売、米作りに関わる方々の話を聞き、学びを深めました。子どもたちは、学習を通して発見した小合の魅力を、学習発表会で「こちら小合情報局」として、保護者や地域の皆さんに披露しました。

 

新関小学校
新関を愛する心を育む〜全校ハイキング「新関お宝探検隊」〜

 新関コミュニティ協議会作成の新関の魅力を詰め込んだ「しんせき夢マップ」を活用して、毎年全校で新関地区の名所や史跡を巡るハイキングを行っています。今回は小口方面を訪れ、仁王門や縄文公園などの名所では、地域の方から丁寧な説明を受けました。今年度からは、各グループに子どもたちの見守りを行う保護者ボランティアが加わり、地域・保護者・学校の三者が一体となった、一層充実した活動になりました。

 

小須戸中学校
地域とともに学び、歩む

 職場体験学習や、SDGsに関する取り組み、地域合同防災訓練など、3年間を通して地域とともに学び、関わりを深める活動を行っています。
 1年生は、園児や小学生、地域の皆さんと矢代田駅前に花の苗を植える活動に参加しました。また、地域合同防災訓練では、地域の皆さんから防災について学び、意識を高めました。これらの経験を通して、中学生としての地域での責任や役割を学び、成長することができました。

 

小須戸幼稚園閉園のお知らせ

 3月31日をもって51年の歴史に幕を下ろす小須戸幼稚園。
 園ではこれまで「自分らしさを出しながら、主体的にひと・もの・ことに関わり豊かに表現する子ども」を目指す教育を行ってきました。そんな取り組みの1つを紹介します。

「ごっこ遊び」は最良の学びの場

 幼児期の子どもたちが大好きな「ごっこ遊び」。「ごっこ遊び」とは、一人でする「なりきり遊び」が社会化された遊びで、複数の幼児が参加して、それぞれが役割を分担し、役に合った演技をしながらテーマを織りなしていく遊びです。
 先日、地域での経験をきっかけに、お祭りごっこが始まりました。店の役割を子どもたち同士で自然と決めて、「売る人」や「道具を作る人」など、考えたことを表現しようと試行錯誤を繰り返していました。お祭りという一つの物事をきっかけに、身の回りの人やもの、場に自ら関わり、状況を生み出していく姿が見られ、共通体験が「ごっこ遊び」として見事に再現されました。
 「ごっこ遊び」は思考力や表現力といった幼児期に育みたい能力を必要とする、とても知的な遊びです。教職員はこうした遊びの中にあるたくさんの学びの芽を大切に育ててきました。
 これまで皆さまのご理解、ご協力のおかげで、子どもたち一人一人を大切にした質の高い幼児教育を実践できたことを心より感謝申し上げます。



 

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