第423号(令和6年11月17日) 1ページ
最終更新日:2024年11月17日
秋葉区の食・園芸を支える若手農業者を紹介します!
問い合わせ 産業振興課(電話:0250-25-5337)
食欲の秋!秋葉区の食卓を支えている若手農業者を紹介します。
地元の安心安全な農作物をこの機会に、ぜひお楽しみください!
養蜂家 橋元 友哉さん かおりさん
秋葉区内にミツバチの巣箱を設置して、ハチミツを作っている橋元さん。4月から6月中心に桜やアカシアなど5種類のハチミツを出荷しています。ミツバチは昼間に蜜を集め、夜中に羽ばたいて温度を上げ、巣箱の中の蜜の糖度を高めます。早朝の糖度が最も高いため、作業は朝の2時頃から始めるそうです。
農業を始めたきっかけは?
祖父が趣味で養蜂をしていて、面白そうだなと興味があったことと、祖父から誘われて手伝う形で始めました。その後専業の養蜂園で修業をして独立しました。
やりがいは何ですか?
養蜂にはハチミツを採るだけでなく、イチゴやスイカなどの花粉交配の仕事があります。生産者が良い作物を作るために、ミツバチが受粉のお手伝いをします。県内越後姫の2割から3割は私たちのミツバチが働いています。他の生産者と一緒に作っているところが面白いなとやりがいを感じています。(友哉さん)
ハチミツを採る作業はとても大変なのですが、お客様の手元に私たちのハチミツを届けることができたときが一番うれしいですね。(かおりさん)
こだわりは何ですか?
通常、卵を産むのと蜜を作るのは同じ巣箱で行われますが、私たちはハチミツ専用の枠を使い、卵を産む枠と別にしています。そうすることで澄んだきれいな色のハチミツができます。
これからのチャレンジを教えてください!
秋葉区や周辺の生産者へのミツバチの貸し出しを広げていきたいと考えています。(友哉さん)
秋葉区でハチミツを作っていることがまだまだ知られていないので、新しい製造・出荷施設を活用して、もっと広めていけたらいいなと思います。(かおりさん)
枠の中は一匹の女王蜂と9割が雌、1割が雄です。雌が蜜を集め、雄は何もしません。
雄は冬には追い出されてしまうそうです。
新規就農 石黒 和久さん
技術系の仕事を10年以上されていましたが、農業をしたいと指導農業士である鈴木農園の鈴木さんのところで3年ほど研修。今年7月に独立して、1人での農業を始めています。トマトやピーマン、キャベツなど20品目の野菜を作っていく予定です。
農業を始めたきっかけは?
農業人口が減っているので、チャンスがある分野だと感じ、農業に興味を持ちました。まず何から始めればよいかわからなかったので、県の農林公社に相談に行き、指導農業士の鈴木さんを紹介していただき、3年ほど学ばせてもらいました。鈴木さんからは、露地野菜・施設野菜の植え方や作り方、農業機械の運転方法など、さまざまなことを教わりました。
農業の面白さは何ですか?
種まきから、それが商品として売り物になるまで携わることが楽しいです。作り方も毎年同じではなく、昨年は夏の暑さで野菜が全然だめだったのですが、次の年はどうやるとよいかと考えたりするところが面白いところだと思います。
これからのチャレンジを教えてください!
農業を学んだ鈴木さんに、農家としてできるだけ追いつきたいです。質の面でも稼ぐ面でも私のお手本です。1人ではできない土作りや機械作業は、鈴木さんから協力してもらいながら進めていてとても心強いです。1人での農業に不安はありますが、とても楽しみです。
トマト栽培のコツを教える
鈴木さん(右)
柿農家 佐々木 裕太さん
実家の農業を継いで約10年の佐々木さん。米を主体にしつつ、柿や野菜なども生産しています。柿は刀根早生(とねわせ)というおけさ柿と同じ品種を生産していて、八珍柿という名前で販売しています。区内のベジらンドにいつで購入できるほか、新潟市ふるさと納税返礼品としても提供されています。
やりがいは何ですか?
農業は手を抜いたら抜いただけ、やればやっただけ返ってくるのでやりがいがあります。天候なども含め自然を相手にしているので、毎年違うところが難しさであり面白さでもあります。
また、いろんな業種とつながれるところも魅力だと感じています。今実際に福祉と保育の分野と関わらせてもらっていて、福祉施設とは農作業を手伝ってもらったり、商品開発を一緒にしたりしています。保育施設とは、野菜くずなどを使って土を育て、その土で元気な野菜を作る活動を子どもたちと一緒に行っています。
これからのチャレンジを教えてください!
秋葉区の柿はあまり知られていないので、八珍柿のイベントを定期的に開催してもっと多くの人に知ってもらいたいです。今年度は、10月の産業祭で行いました。柿団地の担い手も減りつつあるので、新しくやってみたいという人が出てくるような仕組みづくりをしなければと感じています。そのために、秋葉区の柿、そしてそれを作る魅力を発信していけたらと思っています。
若手農業者グループ
紹介した皆さんの農産物は農産物直売所で購入できます
橋元さんのハチミツ うららこすど、新鮮組、ベジらンドにいつ ほか
石黒さんの野菜 新鮮組(取り扱い店は今後増える予定)
佐々木さんの柿 ベジらンドにいつ、とんとん市場松崎店(東区) ほか
店名 | 場所 |
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うららこすど | 小須戸893-1 |
新鮮組 | 川根438(花夢里にいつ) |
ベジらンドにいつ | 新津東町3-9-26 |