中央区役所だより 第317号(令和2年6月21日) 1ページ
最終更新日:2020年6月21日
子育て講座 リモートで開催中!
「みんなでつながるにっこにこ子育て応援事業」で実施している子育て講座「妊カフェ」「育カフェ」「育ぱる」「10か月育ちの講座」は、新型コロナウイルスの感染を防止するため、しばらくの間中止していましたが、5月から無料会議アプリZoomを使用しリモートで開催しています。
5月27日に開催した「10か月育ちの講座」では、子育て中の母親と子ども3組が参加。保健師・保育士などの専門職が、画面を通して親子遊びの紹介や、子どもの発達・関わり方を学ぶ講座などを行いました。途中で参加者からの質問に答えたりと、普段とは違う環境でも積極的にコミュニケーションを取りながら講座を進めていきました。
この日、講座を担当した保健師の松山由美子さんは、妊娠・子育ての悩みを抱える方に対し、「今は外に出て人とつながりにくい状況ですが、こういったオンラインのイベントなども活用してできるだけ人と話す時間をつくり、1人で悩む時間を少なくしてほしいですね」と話しました。
これまでと形を変え、リモートで再開した子育て講座。参加者同士の情報交換や、専門職に気軽に相談できる場として、ぜひ参加してみませんか。
開始前に参加者1人1人とインターネット環境を確認します。
画面の様子。参加者は、自分の姿を映す・名前だけを表示させるなど自由に操作できます。
7月の開催日程
問い合わせ先
妊カフェ・育カフェ:子育て交流ぽーとtete(テテ)(電話:080-9680-6822)
育ぱる・10か月育ちの講座:はっぴぃmama(ママ)応援団(電話:025-278-3177、水曜定休)
妊カフェ(妊娠期)
日時 7月11日(土曜)午後1時30分から3時30分
内容 保健師や助産師への相談、参加者同士の情報交換、沐浴体験、ほか
対象・定員 妊婦先着15人 ※パートナーの参加可
申し込み開始 6月24日(水曜)から
育カフェ(生後1カ月から5カ月)
日時 7月10日・17日(いずれも金曜)午前10時から11時30分
内容 保健師や助産師への相談、参加者同士の情報交換、ほか
対象・定員 生後1カ月から5カ月の乳児と母親先着15組 ※10日はパートナーの参加可
申し込み開始 6月24日(水曜)から
育ぱる(生後6カ月から9カ月)
日時 7月8日(水曜)午前10時から11時30分
内容 参加者同士の情報交換、保健師や助産師のミニ講座、ほか
対象・定員 おおむね生後6カ月から9カ月の子どもと保護者12組 ※応募多数の場合は初めて参加する人を優先して抽選(抽選結果は6月25日以降に通知)
申し込み締切 6月24日(水曜)まで
10か月育ちの講座(生後10カ月)
日時 7月22日(水曜)・28日(火曜)午前10時から11時30分
内容 発達心理相談員や保健師による10カ月の子どもの発達、関わり方、遊び方についての講座
対象・定員 令和元年9月生まれの子ども(28日は令和元年8月・9月生まれ)と保護者先着20組
申し込み開始 6月25日(木曜)から
※8月以降の日程は、今後の中央区だよりでお知らせします。
子育てのお悩み抱えていませんか 電話相談を受け付けています
「初めての子育てで困っている」「どこに相談すればよいか分からない」などのさまざまな悩みに助産師や保健師、栄養士、歯科衛生士などの専門職が応じます。お気軽にご相談ください。
相談先
- 健康福祉課健康増進係(電話:025-223-7237)
- 各地域保健福祉センター(電話番号は本誌2面の健康・福祉欄を参照)
受付時間:午前8時30分から午後5時30分
まち歩き気分で!えんで小話(こばなし)
第2回 西大畑地区 どっぺり坂と「異人池」
※掲載している写真は、過去のえんでこで撮影したものです。
日本情緒豊かな街並みが随所に見られる西大畑地区。柾谷小路から日本海側へ真っすぐ抜ける途中に、どっぺり坂があります。かつて、この坂の上には旧制新潟高校(現在の新潟大学)の学生寮が建っており、坂を降りた先には、古町の繁華街があります。「あまり坂を往来して遊びすぎると、落第するぞ」という戒めの意味から、ドイツ語のドッペルン(二重にする→留年する)が「どっぺり」となって、この名が付けられました。
当時、どっぺり坂の下には、「異人池」と呼ばれる大きな池がありました。現在は埋め立てられていますが、池の近くにはカトリック新潟教会とたくさんのポプラの木があり、その異国情緒漂う景観は多くの市民に親しまれました。
異人池とカトリック教会を描いた絵はがき
周辺地図
ガイドさんのミニ解説
どっぺり坂の階段は59段。及第点の60点に1つ足りない段数で作られていて、ガイドをするときは参加者の人と数えながら歩いています。また、異人池は実は人工的にできた池で、明治時代にキリスト教が解禁された後、外国から来た牧師たちがここで生活していくために井戸を掘ったところ、地下水が止まらなくなり、そのまま池になったことがはじまりです。魚釣りをする人、珍しい風景を絵画にする人などで賑わっていました。
新潟シティガイド 本田 富義さん