中央区役所だより 第375号(令和4年11月20日) 1ページ
最終更新日:2022年11月20日
冬の花が知りたい 花を飾ろう・贈ろう
11月22日は「いい夫婦の日」。また、これからクリスマスや年末を迎え、花や観賞用植物を飾ったり、贈ったりすることもあるでしょう。専門店や地域のスーパーなどで花に触れられる機会の多い中央区。今回は、小山生花店の小山淳一さんへおすすめの花などを聞きました。
小山淳一さん
西堀通8番町で創業から99年目の生花店を営む小山生花店の店主。花を販売するほか生け花教室を開いています。
クリスマスごろまで楽しめるおすすめの花
八重咲の百合(シベリアほか)
花粉が手や服につく心配がなく、飾りやすいです。最近、市場への出荷量が増え、生花店での取り扱いが増えています。
シクラメン
寒さに強いので、庭で園芸をする人にとって育てやすい花です。玄関先で雪をかぶっても、4月ごろまで花を咲かせます。
手入れのポイント
水は控えめに与えてください。
ポインセチア
赤い部分は、がく(花の外側にあって花びらを囲むもの)です。
気を付けるポイント
折れた枝から染み出した樹液に触ると、まれに皮膚がかぶれます。
リースライン
茎が柔らかいうちは、クリスマスリースにアレンジすることができます。
また、ドライフラワーにしたり、他の花と一緒に飾り付けしたりすると翌年まで楽しめます。
小山さんのワンポイントアドバイス
室内で長く花を楽しむには
- お水は常温、夜は窓から離れたところに植物を置こう
観葉植物は寒いのが苦手。いきなり冷気を浴びると植物も驚いて、弱ることがあります。 - 部屋は空気の流れる位置に植物を置こう
ときどき風が優しくあたる場所を選んでください。常に風にさらされると、植物も乾燥します。 - 花の高さは、花瓶の高さ×2倍(または3倍)にする
花の高さが花瓶の高さの2倍(または3倍)あるとバランス良く見えます。いろいろな品種を手に取り、好みの飾り付けを楽しんでください。
アレンジメントを選ぶ・贈るときには
- 店員へ用途を伝えましょう
例えば、ユリの花粉でくしゃみの症状が出るアレルギーを持つ人がいたり、飲食店など香りが強い花が不向きな場所があったりします。贈り物は、いつ・どこで・誰に贈るか店員へ伝え花を選んでください。 - 色やイメージ写真を伝えてみましょう
暖かい印象を受ける色なら赤系、元気が出る色なら黄色やオレンジなど、贈りたい花束の色やイメージを伝えましょう。白とグリーンなどいろいろな組み合わせもあるので、店員へ相談してください。
花の購入を考えている皆さんへ
中央区は生産者から花が集まる地域です。昔と比較して、新潟の気候も暖かくなり、東京などで流通する植物が手に入りやすいです。
植物は手をかけて育てると、それにこたえて成長してくれます。購入直後だと、植物は引っ越しをしたような状態です。新しい環境になれるまで、2カ月くらいかかると思うので、室内で長く花を楽しむときの要点を参考にしながら花のある生活を満喫してください。
市では、にいがたの食や花の魅力をPRしています
各二次元コードから詳細を確認できます。担当:食と花の推進課