中央区役所だより 第393号(令和5年8月20日) 2ページ
最終更新日:2023年8月20日
連載(8) 日和山浜魅力創出事業
バリアフリーな海へ ハマベリング!!!
中央区では人口減少が進む「しもまち地域」の活性化のため、この地域の認知拡大と市内外の人の流入・交流の促進を図る「日和山浜魅力創出事業 ハマベリング!!!」を実施しています。この取り組みを不定期で連載しています。
問い合わせ 地域課(電話:025-223-7041)
ユニバーサルビーチを目指して
障がいのある人、小さな子どもや高齢者まで、誰もが安全で快適に海を楽しめるビーチのことを「ユニバーサルビーチ」と呼びます。
ハマベリング!!! では、ユニバーサルビーチを目指した取り組みを進めています。
8月7日に日和山浜で、浜辺に必要なバリアフリー整備などの検証を新潟青陵大学短期大学部で介護を学ぶ学生と行いました。
検証に協力してもらったのは、柏崎市を拠点にバリアフリー調査などの活動を続ける柏崎ユニバーサルツーリズムセンター(NPO法人地域活動サポートセンター柏崎内)の事務局長である押見敏昭さん。
実際に水陸両用車いすを使用し、砂浜から海に入るまでのサポート方法や、突堤で釣りをするケースなどを想定した検証を実施。
学生は「想像していたよりも、波の力が強くバランスを取りづらかった」と驚きの声を上げていました。
また、同センターの押見さんは「車いすを利用する人も気兼ねなく行ける場所が増えることは、地域の活性化にもつながる。日和山浜の活動を継続的に発信することでさまざまな地域で広がっていくことを期待したい」と笑顔で話しました。
突堤までの移動を検証
「水陸両用車いす」とは
タイヤはゴムでできていて、中に空気が入っているため、介助者がついての砂浜移動はもちろん、そのまま海水に浸かることもできる車いすのことです。
今後もハマベリング!!! ではさまざまな団体などと協働・連携し、誰もが安全で快適なビーチに向けて発信していきます。取り組みの進捗は、区ホームページから確認できます。
次回、海のSDGsを取り上げます。
連載(1) 活動的な日常が帰ってきた
生活様式が変わり、さまざまな場面で「ガマン」が多くありましたが、ようやく活動が再開しています。それぞれの地域の様子を連載で取り上げます。
第1回は、4年ぶりに開催した蒲原まつり。蒲原まつり実行委員会やまつりを盛り上げる関係者から取り組みへの思いを聞きました。
蒲原神社とその周辺約1キロにわたり露店が出店する蒲原まつりは、「新潟三大高市」と呼ばれ、新潟を代表するお祭りです。4年ぶりの復活となった今年は、例年より露店数は減少したものの、コロナ禍前を上回る約34万人が来場しました。
同実行委員長の水本孝夫さんは「伝統ある蒲原まつりという文化を絶やさず、心待ちにしている子どもたちや地域のみなさんに喜んでもらうため、関係者と協力して準備を進めてきた」と話します。
また、長嶺地域コミュニティ協議会の大竹順一会長は、「安心・安全でクリーンなまつりを目指し、地域住民とボランティア協力団体とで清掃活動に取り組んできた。大きな事故もなく無事に終わって、まずはほっとしている」と安堵の表情でまつりを振り返りました。
近隣コミュニティ協議会の協力で開催した「福祉ふれあい広場」も大盛況
写真左 水本孝夫さん、写真右 大竹順一さん
大雨からまちを守る!「シールドマシン発進」
大雨が降ったときに大量の水を流して浸水被害を防ぐ「雨水バイパス管」と呼ばれる大型の地下トンネルが建設されます。
トンネルの長さは、八千代橋付近から新潟駅南口近くまで約2.5キロ。シールド工法と呼ばれる、地下を掘り進む機械(シールドマシン)で工事は進んでいきます。この発進式が7月6日に開かれ、南万代地区コミュニティ協議会の菊池会長は「地上に影響が少ない工法で工事が進むとのことで安心している。浸水対策の強化に期待している」と地域を代表してあいさつを述べました。
工事は2025年に完成予定で、完成後は1時間約50ミリの雨に対応可能となります。
問い合わせ 東部地域下水道事務所雨水対策推進室(電話:025-281-9564)
シールドマシン
9月1日(金曜)から
しも町循環バス にこにこ号の運賃を改定します
新潟交通株式会社の運賃改定に伴い、9月1日(金曜)より「しもまち循環バス にこにこ号」の運賃も下記のとおり改定することとなりました。
現行 | 新(9月1日から) | |
運賃 | 210円 | 260円 注1 |
---|---|---|
専用回数券 注2 | 2,100円(210円×14枚) | 2,600円(260円×14枚) |
注1 子どもは大人運賃の半額
注2 すでに購入済の専用回数券については、引き続き利用できますが、利用する際は回数券1枚と現金50円を運賃箱に入れてください。
皆さまにはご負担をおかけしますが、今後ともにこにこ号のご利用をお願いします。
にこにこ号の詳細については、区ホームページより確認してください。
問い合わせ にこにこ号について…新潟島に循環バスを走らせる会・野本(電話:090-5818-3743)
運賃改定について…新潟交通観光バス株式会社 本社営業所(電話:025-271-1155)