中央区役所だより 第401号(令和5年12月17日) 2ページ
最終更新日:2023年12月17日
地域活動に尽力した皆さんに感謝状
11月10日に新潟市民プラザで「令和5年 中央区 地域活動功労者表彰式」を開催しました。表彰を受けたのは、市政の発展と地域振興に努めた自治会・町内会の代表や、地域の環境美化活動に尽力した皆さん。新潟市住みよい郷土推進協議会関川会長と佐久間区長が感謝状を贈呈し、日ごろの活動への感謝を伝えました。
地域に暮らす皆さんとともに活動をしていきたい
感謝状を受け取った自治会長・町内会長は勤続10年と20年の皆さんです。東幸町町内会の会長を10年務めている小泉完さんは、「ゴミステーションの移動や街灯の取り替え、L型側溝工事などの地域活動を長年地道にやってきました。続けられているのは地域の皆さんの協力のおかげです。今後も一緒にやっていきたいですし、若い世代の参加も期待しています。また、上所駅の新設でまちが変わりつつありますが、安心・安全のために町内会長の活動にとどまらず取り組んでいきたいです」と今後について話しました。
継続することで明るくきれいなまちになる
市長感謝状を受賞した西湊町通三・四自治会は、長年にわたる毎朝の清掃や地域の見回り活動などを精力的に取り組んでいます。清掃活動を続ける中でポイ捨てが減ってきたと話すのは、同自治会長の阿部幹雄さん。「受賞は自治会としての活動の励みになります。大変なこともあるが、続けていくことが大切。これからも体力が続く限り地域の仲間と共に住みよいきれいなまちづくりに貢献したいです」と引き締まった表情で抱負を語りました。
出席した受賞者の皆さんと関川会長(写真1列目右から4番目)、佐久間区長(同1列目左から4番目)、古町芸妓の皆さん
舞を披露し受賞者を祝う 古町芸妓の皆さん
「旅愁」とともに思いを受け継ぐ
新潟中央・新潟商業高校のジョイント公演会開催
11月12日、新潟中央高校と新潟商業高校両校ダンス部の「ジョイント公演会」が鏡淵小学校で開催され、訪れた約200人の観客を沸かせました。
公演会を主催したのは、鏡淵小学校区コミュニティ協議会の皆さん。地域との交流と文化活動の発展に寄与するため、平成22年から開催しています。
「全国でも知名度が高い新潟中央高校ダンス部の頑張っている姿を同じ地域の住民に披露する場ができないものかと学校に相談したのが、公演会をはじめたきっかけです」と話すのは、同コミ協の五十嵐瑠美子さん。若者のエネルギーあふれる演技は見るものを魅了し、恒例行事となりました。
第10回の記念の年から新潟商業高校も加わり、今年で12回目を迎える公演会。さまざまな曲に合わせてダンスを披露する中で、毎年変わらずに大切に引き継いでいる演目「旅愁」があります。
詩人の
同コミ協文教部長の山﨑徳男さんは、「今年はダンスのほかにも、観客と一緒に合唱することにしました。公演会を通じて、地域の宝である『旅愁』をこれからも大切に守り受け継いでいきたいです」と晴れやかな表情で語りました。
演目「旅愁」
現在も新潟中央高校にある「旅愁」の歌碑
アーティスト・イン・レジデンス 文化芸術で地域活性化
芸術家などが一定期間、特定の施設に滞在し、作品制作やそれに伴う調査活動を行うアーティスト・イン・レジデンスという活動が世界中で行われています。市では、この取り組みをゆいぽーとで行っており、国内外から年間8組の芸術家などが創作活動をしています。
10月から11月にかけて、参加者のひとりであるアーティストの片岡純也さんが活動。作品は、日常生活で感じる身の回りの変化を表現しています。日和山浜で見つけた漂流物と西海岸公園の枯れ枝を組み合わせた作品などを展示したほか、地域の子ども向けワークショップを開催しました。「市街地の近くには水平線の見える海があり、建築物から歴史が感じられる場所で、創作活動がしやすいです。地域に当たり前にあるものの良さを、アートを通じて感じてもらいたい」と話しました。
1月14日(日曜)からは、順次アーティストが活動する予定です。今後も、ゆいぽーとでは新たな芸術家などが滞在し、作品を通して市の魅力や文化に触れる機会を提供していきます。
シーツを用いた作品
漂流物やガラスなどを組み合わせた作品。片岡純也さんの作品展示は、11月25日まで行われました。