北区役所だより 第383号(令和5年3月19日) 1ページ
最終更新日:2023年3月19日
福島潟放水路完成から20周年
概要
福島潟放水路は、福島潟から新潟東港までの6.7キロメートル、幅100メートルで、洪水時毎秒300立方メートル以上の水が自然勾配で流れる川です。
昭和41年・42年の水害を契機に、昭和43年に定められた「新井郷川恒久的治水対策」に基づき造られました。
昭和44年に事業着手し、平成15年3月に完成しました。
新井郷川流域の等高線図
※新潟県ホームページから引用
放水路完成までの歩み
1966(昭和41)年 7月17日 | 集中豪雨 |
1967(昭和42)年 8月28日 | 集中豪雨(羽越水害) |
1968(昭和43)年 6月 | 新井郷川水系恒久的治水対策の策定 |
1969(昭和44)年 | 福島潟放水路事業着手 |
1978(昭和53)年 6月26日 | 梅雨前線豪雨 |
1982(昭和57)年 7月 | 胡桃山排水機場完成 |
1995(平成 7)年 8月3日 | 集中豪雨 |
1998(平成10)年 8月4日 | 梅雨前線豪雨 河川激甚災害対策特別緊急事業、河川災害復旧等関連緊急事業の採択 |
2003(平成15)年 3月16日 | 福島潟放水路完成 |
当時の広報誌
自然環境の変化に対応した治水対策を
若林 清廣さん(前新田)
農業を始めて48年になります。昭和41年の下越水害の時は小学生でした。その頃排水路は新井郷川しかなく、床上まで浸水し玄関まで船が来て避難した記憶があります。若い頃は消防団として土のう積みなどの水防活動をしなければならないほどの雨が降った年もありました。この辺は海より低い地域もあり、たまった水がなかなかひきません。放水路が完成してからはこの地域での大きな水害はありません。この放水路は50年に一度の大雨でも大丈夫なようにできているそうですが、近年、線状降水帯による豪雨があちこちで発生しており気にかかります。更なる安心のため放水路の堤防の補強と、放水路の中にある浮島の撤去が必要と思い強く望んでいます。
福島潟放水路 散策マップ
福島潟放水路は、人工の河川です。周辺を歩くには橋を基準にすれば距離を換算できてすごく便利!
雁かけ橋から横土居橋までは、約6キロメートル、往復12キロメートル。少し長いかな?と思う人は、途中の橋で折り返しも自由。体力と気分に合わせて歩いてみてはいかがでしょう。
福島潟放水路に関する問い合わせ
新潟地域振興局 地域整備部
福島潟放水路管理所
電話:025-257-4825