江南区役所だより 第302号(令和元年11月3日) 2ページ
最終更新日:2019年11月3日
江南区における「子どもを犯罪から守る安心・安全対策」について
問い合わせ 区民生活課 生活環境係 電話:025-382-4254
防犯講演会「子どもを犯罪から守るために」を開催しました
9月9日(月曜)、江南区役所で新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科の佐藤 亨教授を招き、防犯講演会を開催しました。
今回の講演では、子どもに被害を加えてしまう人は、どんなことを考えているのか。「罪を犯す人の心理」を学ぶことで、犯行を抑止する方法や罪を犯す人を生み出さない環境づくりについて考えることをテーマにお話をいただきました。
その内容を一部ご紹介します。
■13歳未満の子どもが被害者となる犯罪
子ども(13歳未満)の被害件数(データの出典:平成30年警察白書)
総数
性犯罪・暴力犯罪
13歳未満の子どもが被害者となる事件は減っているが、子どもの心に傷を負わせるような性犯罪や暴力犯罪は減っていない。その中でも「強制わいせつ」が件数的に最も多く、1,000件前後で推移している。
■なぜ子どもに向かうのか?
子どもに対する性犯罪を行う人たちは、その背景に疎外感や孤立感、挫折感の問題を持っていることが多い。子どもを力で、あるいは性的に支配することで普段の惨めな自分から、一時的にせよ脱却できる感覚が得られる。
性犯罪者の中には、本当はやってはいけないということはわかっているが、ストレスがたまってくると、心の中で「たまたま出会ってしまった」「子どもが嫌がらなかった」などの自分に対する言い訳を行い、実行に至っている人も少なくない。
■見守り活動の重要性
見守り活動は、本当はやってはいけないと思っている犯罪者に対して「誰かに見られているかもしれない」ということを意識させ、自分に対する「言い訳」を許さない状況を作ることができる。
また、「やってはいけない」と思っていない性犯罪者もいるが、多くは同時に「捕まりたくない」とも思っており、そのような犯罪者を押しとどめる効果もある。
■コミュニティの大切さ
お互いに顔を知っており、気軽に声を掛け合うことのできるコミュニティが築かれていると、コミュニティ外からの侵入はしにくくなる。
顔の見えるコミュニティになることで、非行・犯罪の抑止にもつながる。
講師プロフィール
新潟市出身。新潟大学大学院を修了後、法務省矯正局に就職。東京や新潟などの少年鑑別所や刑務所、拘置所などの成人施設勤務、鳴門教育大学を経て、現在は新潟青陵大学大学院教授
子ども見守り活動実施状況調査の結果について
区では、今年1月から2月にかけて、子どもの見守り活動について、調査票を配付し実施状況を調査しました。
■「見守り活動を行っている」
自治会町内会 41団体(配付数:152)
防犯ボランティア団体など地域団体 34団体(配付数:79)
区内事業所 4事業所(配付数:971)
■自治会町内会や地域団体の活動状況
- 主な見守り活動の場所は通学路、公園、神社など
- 活動における課題はメンバーの確保や高齢化など
■事業所における活動状況
- 取り組み内容は、営業車両に「見守り活動実施中」のステッカーを貼る、「こども110番」のベストを着用して業務する、事業所の窓などから不審者がいないか確認するなど
子どもを犯罪から守るためには、見守り活動が効果的!しかし、見守り活動を行っている団体数は決して多いとは言えない状況です。見守り活動を行うことで、子どもの安心・安全の強化とともに、顔の見えるコミュニティ(地域社会)づくりも進めましょう!
江南区からのお知らせ
老人福祉センター 福寿荘の催し(11月・12月)
日程 | 内容 |
---|---|
11月10日(日曜) | カラオケ木村会 |
11月17日(日曜) | カラオケのど自慢※ |
11月24日(日曜) | 楽しいフラの会(午後1時から2時) |
12月8日(日曜) | 亀田歌謡クラブ |
12月15日(日曜) | カラオケのど自慢※ |
12月22日(日曜) | 長谷川社中(舞踊) |
※出演者募集中 各日先着15人
時間 午前11時30分から午後0時30分
場所 同施設
参加費 250円(小中学生120円、60歳以上と就学前児は無料)
アルコール類を除き会場内飲食自由
問い合わせ 同施設 電話:025-382-3500
毎月26日は「風呂の日」
時間 午前11時から午後3時30分
内容 入浴剤入りの風呂を提供 11時30分から振る舞いあり(150食)
参加費 入館料のみ必要(60歳以上は100円)
問い合わせ 同施設 電話:025-382-3500
亀田市民会館フリーマーケット
日時 11月24日(日曜)午前10時から午後2時
場所 同館 講座室
出店者募集
対象・定員 12人(応募多数時抽選)
参加費 400円(長机2台分のスペース)
申し込み 開催2週間前までに電話で同館へ 電話:025-382-3780
事業主の皆さんへ 人を雇ったら労働保険に加入しましょう
労働者(アルバイトを含む)を1人でも雇っている事業主は、労働保険(労災保険・雇用保険)に加入しなくてはなりません。労働保険の加入手続きを行っていない事業主は、管轄の労働基準監督署または公共職業安定所で加入手続きを行って ください。
問い合わせ 新潟労働局 労働保険徴収課 電話:025-288-3502
ラベンダーの挿し芽作成とアロマのワークショップ
日時 11月21日(木曜) 午後1時30分から3時30分
場所 亀田市民会館 講習室A
対象・定員 先着25人
参加費 各500円(材料費)
内容 ラベンダーの挿し芽作成、ワークショップ(発泡入浴剤、浴用石鹸、ピロースプレー)
持ち物 軍手、作業ができる服装
講師 新潟ラベンダー物語の皆さん
申し込み 11月18日(月曜)までに、電話で産業振興課 農政グループへ 電話:025-382-4821
公民館情報
亀田地区公民館 江南区文化会館内 電話:025-382-3703
学習用に部屋を開放します
日時 11月9日(土曜)午前9時から午後5時
場所 同館 講座室1
対象・定員 中学生・高校生を優先
毎月第2・第4火曜日開催 プチプチひろば
0歳児と保護者のための憩いの広場。
育児について、ママ友づくりなどおしゃべりのできる居場所です。
日時 11月12日(火曜)・26日(火曜)午前10時から11時30分
場所 同館 保育室
対象・定員 0歳児とその保護者(未就園児の兄弟姉妹は0歳児と一緒に参加可能)
持ち物 飲み物
家庭教育講演会「家族にできること~子どもが学校に行きたくないと言ったら…」
不登校に関する具体的な事例を通し、家族として、悩む子どもへの寄り添い方について一緒に学びませんか。
日時 11月30日(土曜)午前10時から正午
場所 大江山農村環境改善センター(細山)
対象・定員 先着30人
講師 佐藤真奈美(新潟市・新潟県スクールカウンセラー)
申し込み 11月6日(水曜)から電話で同館へ
かわいい粘土細工in亀中
日時 12月11日(水曜)午前10時から正午
場所 亀田中学校 ボランティア室(城山1)
内容 粘土細工教室(クリスマス飾り)
講師 乙川千香(クラフト作家)
対象・定員 10人(応募多数時抽選)
参加費 1,000円(材料代)
申し込み 11月6日(水曜)から25日(月曜)までに電話で同館へ
横越地区公民館 いぶき野1-1-2 電話:025-385-2043
子育てひろば
日時 11月18日(月曜)午前10時から11時30分
場所 同館 保育室
内容 健康福祉課保健師による乳がんについての講義、模型を使って乳がんを探す実技
対象・定員 未就園児とその保護者
曽野木地区公民館 天野2-7-2 電話:025-280-6810
毎月第2・第4月曜日開催 子育てサロン ~ぽっかぽか~
日時 11月11日(月曜)・25日(月曜)午前10時から正午
場所 同館 保育室
内容 保育室の自由開放(子どもの自由遊びや保護者同士の情報交換など)
※専門のスタッフはつきません
対象・定員 未就園児と保護者(0歳児も参加可)
共生セミナー ひとりひとりが宝もの!子供の笑顔を守るために
しつけと虐待の違いとは何でしょう?子どもも大人も大切にされ、笑顔で毎日を過ごせる社会について、地域の皆さんがそれぞれの立場で考えてみませんか。
日時 11月28日、12月5日(いずれも木曜、全2回) 午前10時から正午
場所 同館 講座室
内容
日程 | テーマ | 講師・ゲスト |
---|---|---|
11月28日 | 「幸せの連鎖へ ~子どもを守るのはだれか~」 | 小池由佳(新潟県立大学人間生活学部子ども学科教授) |
12月5日 | 「みんな笑顔で ~すべての人は宝もの~」 | 横田孝優(コピーライター事務所「ザツダン」代表) |
対象・定員 先着40人(6か月から未就園児の保育あり:先着20人)
申し込み 電話で同館へ ※保育の申し込みは11月15日(金曜)まで