曽野木地区市営住宅跡地の活用に向けたサウンディング型市場調査の結果概要
最終更新日:2019年10月8日
調査の経緯・目的
江南区曽野木地区の市営住宅跡地の活用を契機に実施した、地域の公共施設のこれからを考えるワークショップ(合計4回)での議論・成果を踏まえて「曽野木地域実行計画(案)」を作成しました。同計画案に基づき、市営住宅跡地の民間活用にあたっての前提条件や参入意向について、民間事業者と「対話」を通して、地域ニーズに対応する民間活用の可能性を探る市場調査を実施しました。
対話では、市営住宅跡地に整備する予定のコミュニティ施設及び統合保育園の整備・運営手法をはじめ、テナントスペースの可能性や、施設整備により新たに生じる跡地の活用方法など、広く意見交換を行いました。
調査の経過
平成29年10月19日 実施要領の公表(報道発表)
平成29年11月2日 事業者説明会の開催(参加:12事業者)
平成29年12月8日 対話の実施(参加:5事業者)
調査結果
今回のサウンディング型市場調査により、施設の有効な整備・運営手法および民間活力導入に関する様々なアイディアを把握することができ、地域住民の要望を活かした活用法や公募による活用の可能性があるという結果が得られました。
これらの対話の内容については、曽野木地域の住民と共同で策定する基本構想の参考とさせていただくとともに、今後の事業者公募における公募条件の整理の参考とさせていただきます。
(1)市営住宅跡地
〇施設の配置について
配置内容 | 主な意見 |
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建物を別々に配置し、両施設を連絡通路でつなげる。 |
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建物は単一の施設とするが、両施設を並列に配置する。 |
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建物は単一の施設とするが、両施設を縦に重ねて配置する。 |
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建物を完全分離し、別々の施設として配置 |
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その他の意見 | |
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〇建設・運営手法について
建設手法 | 公設 | ・地元団体が管理することを前提として、地域の要望にあわせ市が整備すべき。 |
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建設手法 | 民設 | ・保育園と一体的に整備することで、コストの抑制が可能。 |
運営手法 | 民営 | ・地元団体への指定管理により、地元団体の地域活動のさらなる充実・推進が図られる。 |
建設手法 | 公設 |
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建設手法 | 民設 |
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運営手法 | 民営 |
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〇テナントスペースの可能性
内容 | 主な意見 |
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農園、直売所の設置 |
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カフェ、食堂の設置 |
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〇その他の提案
内容 | 主な意見 |
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障がい児保育、子育て支援センター機能を付加(民設民営) |
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高齢者福祉に関する施設の合築(民設民営) |
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放課後等デイサービス施設の合築(民設民営) |
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〇敷地の取り扱い
内容 | 主な意見 |
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定期借地(有償) |
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敷地全部を購入 |
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民設民営部分は譲渡または貸付(無償) |
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〇その他の提案
事業者選定方法は、コスト面だけの比較ではなく、提案内容も含めた総合評価としてほしい。
(2)市営住宅跡地の整備により生じる跡地の活用方法
内容 | 土地の所有 | 主な意見 |
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宅地 | 購入 |
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駐車場 | 購入 |
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障がい者福祉施設 | 購入 |
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※今回の市場調査結果における提案内容は、事業者からの提案をとりまとめたものであり、市としての意見ではありません。