ラムサール条約の湿地自治体認証について
最終更新日:2022年6月6日
ラムサール条約の湿地自治体認証を受けた国内初の都市となりました
新潟市は、田園地域と市街地の豊かな価値を循環させながら、都市全体が調和ある発展を遂げる「田園型環境都市」を目指し、これを世界に発信するため、「ラムサール条約の湿地自治体認証」に申請していましたが、このたび、国内初の認証自治体として決定されました。
認証制度とは
湿地の保全・再生、普及啓発、環境教育等の推進に関する全12項目の国際基準に該当する自治体に対し認証を行うものです。(有効期間6年間、更新あり)
制度の目的
自治体のブランド化、地域における湿地の保全、賢明な利用の推進を図るもの
ラムサール条約による湿地の定義
湖沼(潟)、河川、水田、湿原、遊水池、ダム湖、干潟、水深6メートル未満の海域等
経緯等
- 条約事務局が自治体認証の2次募集を開始し、国が国内初募集(2019年10月)
- 本市は、国を通じて、条約事務局に提出(2020年3月)
- 条約常設委員会にて認証自治体が決定(2022年5月23日~27日開催)
- 条約締約国会議(COP14)において認証式が開催される見込み(2022年11月下旬)
本市における湿地とは
新潟市域に対する湿地面積比率は、約44パーセント
- 水田面積全国一位(市町村別)
- ラムサール条約湿地「佐潟」をはじめとした16の潟
- 二大河川(信濃川、阿賀野川)
- コハクチョウ越冬数全国一位(市町村別)
田園資源の活用による12次産業化の推進
湿地におけるイベントの実施(ミズベリング、各潟での様々なイベント)
新潟を象徴する「潟」を読み解く本「みんなの潟学」による地域学の推進
今後の展開
- 「田園型環境都市」の世界的なモデル都市として国内外に広く周知することで、本市の魅力向上やシビックプライドの醸成を図ります。
- 本市におけるラムサール条約登録済みの湿地である佐潟に加え、潜在候補地である福島潟、鳥屋野潟など、 湿地のさらなる保全及び賢明な利用の促進を図ります。
関連情報
環境省 「ラムサール条約の湿地自治体認証制度」に基づく新潟市及び出水市の認証について(外部サイト)
2022年6月に、ラムサール条約の湿地自治体認証について、新潟市など国内2都市が決定を受けたことについての、環境省による報道発表資料です。
環境省 ラムサール条約の湿地自治体認証制度について(外部サイト)
2019年10月に、環境省がラムサール条約の湿地自治体認証制度について掲載した報道発表資料です。
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