タヌキによる生活環境被害
最終更新日:2022年5月24日
タヌキ
- イヌ科の哺乳類で、体長は50から60センチメートルです。
- 体色は灰褐色で、目の周りや足が黒っぽくなっています。
- 雑食性ですが、どちらかといえば植物性のものを好むようで、スイカ・メロン・トウモロコシなどをよく食べるといわれています。
- 夜行性で昼間は樹木の陰に隠れていることが多く、また、決まった場所にフンをする「ためフン」の習性があります。
疥癬症のタヌキの目撃情報について
新潟市では、毛の抜けたタヌキの目撃情報が、例年一定件数寄せられています。
毛の抜けたタヌキは疥癬症(かいせんしょう)に感染している可能性が高いですが、もし疥癬症にかかっていた場合は免疫力が落ち数週間ほどで衰弱し死んでしまうことが多いです。
ただし、周りにえさがあると延命し、住宅地等を徘徊してしまうことから、タヌキを寄せ付けてしまうようなペットのえさの放置や農作物残渣の放置などにはご注意ください。
また、犬や猫などは疥癬症のタヌキとの接触により、罹患する恐れがありますので、屋外で飼われる際には十分注意してください。
なお、触れたりむやみに保護しようとはせず、基本的にはそのまま見守ってください。玄関先や駐車場など自宅敷地内で衰弱し動けないでいる場合などは、必要に応じて保護対応等を行いますのでご相談ください。
疥癬症(かいせんしょう)とは
ヒゼンダニというダニによって皮膚病が起こる病気です。
人に感染した場合、一時的なかゆみや発心が出ると言われていますので、まずは寄せ付けないこと、そして疥癬症のタヌキがいたらむやみやたらに近づかないようにしましょう。
被害事例と対策
庭に大量のフンをされる
対策
- 特定の箇所に集中してフンがされている場合は、タヌキのためフンと思われます。
- タヌキは、排泄を1ヶ所で行う習性があり、中には情報交換のため数匹のタヌキが同じ場所で排泄することもあります。
- 自己防衛対策としては、タヌキがお気に入りの排泄場所まで行けないように柵などで物理的に防除することが有効です。
- 物理的防除が不可能な場合は、排泄物をきれいに片づけた後、木酢液または竹酢液を原液のまま定期的に散布したり、布にしみこませて設置すると、タヌキが液の臭いを嫌がって近寄らなくなります。
- 獣類は、火を連想させるような煙などの臭いを嫌います。
- 木酢液などは、木炭を作る時の副産物で、いぶしたような臭いがするものです。
床下に居座られてしまったので捕獲してほしい
対策
- タヌキが住宅の床下などへ入り込み、定住してしまうケースが見受けられます。
- 無許可での捕獲は違法ですので、自己防衛策としては煙の出るタイプの殺虫剤で追い払うことが考えられます。
- 床下に入られるということは、基礎部分が開きっ放しになっているなど、お住まいのどこかに侵入口があると思われますので、追い払い後に塞いでください。
- 野生鳥獣を許可なく捕まえることはできませんので、絶対にやめてください。
- 自己防除で解決しない場合、業務協定を締結している「一般社団法人 新潟県ペストコントロール協会」を紹介しています。
【一般社団法人新潟県ペストコントロール協会】 事務局 電話:0120-915-599(フリーダイヤル)
(受付時間:月曜から金曜までの9時から16時まで、ただし、祝日、お盆、年末年始を除く)
電話による相談は無料です。ただし、現地調査を必要とする見積もりから経費が発生しますので、ご確認ください。
タヌキ・ハクビシンによる生活環境被害について(チラシ)(PDF:134KB)
お問い合わせは最寄りの区役所へ
○北区役所 区民生活課 電話:025-387-1000(代表)
○東区役所 区民生活課 電話:025-272-1000(代表)
○中央区役所 窓口サービス課 電話:025-223-1000(代表)
○江南区役所 区民生活課 電話:025-383-1000(代表)
○秋葉区役所 区民生活課 電話:0250-23-1000(代表)
○南区役所 区民生活課 電話:025-373-1000(代表)
○西区役所 区民生活課 電話:025-268-1000(代表)
○西蒲区役所 区民生活課 電話:0256-73-1000(代表)
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