西区意見交換

最終更新日:2023年7月24日

(1)

介護予防について
新規ウインドウで開きます。(2) 新潟市総合計画2030について

(3)

越後赤塚駅について

(4)

公共施設の管理運営について
新規ウインドウで開きます。(5) 鳥原バス停駐車場について

(6)

寺尾中央公園について

(7)

古町の活性化について

(8)

西内野小学校の適応学級について

質問1

介護予防について

発言者

 説明された資料の「介護予防・健康づくり・社会参加の推進」(P32)のところに、「フレイル(虚弱)予防を推進【拡充】」とある。高齢者が対象の事業だと思うが、何歳以上が拡充の対象なのか知りたい。例えば、虚弱体質を予防するためにどのように調べるかなど、具体的に教えていただきたい。このフレイルという言葉自体がまだ耳慣れないと感じる。

市長

 フレイル予防を全区で展開しようと、数年前から着手している。西区ではこれまで開催していなかったが、フレイル予防を推進するためのフレイルサポーターを養成して、このフレイルチェックをするために、市民の皆さん、区民の皆さんからお集まりいただき、フレイルサポーターの方々が主導しながらフレイルチェックを行い、介護予防につなげていくという取り組みで、対象は65歳以上としている。
フレイルチェックを受ける方々も、フレイルサポーターの方々も、生き生きと元気に活動していただくことで、効果を発揮していくものと思っている。

質問2

新潟市総合計画2030について

発言者

 今日のテーマの「新潟市総合計画2030」では、持続可能な活力あるまちづくりの実現を目指すとしている。私からは、短期的な実現可能な拠点性構築を生かした交流人口及び定住人口の拡大を目指すことを提案する。本年度の重点施策として、中心市街地である都心部再開発で、人・モノ・情報が行き交うまちづくりが明記されているが、農業政策を拡大し、新潟市全体が稼げる、儲かるまちづくりを目指し、より一層の活力を図るべきと考えている。報道では、群馬県明和町は大型スーパーも、ガソリンスタンドもない人口約1万人の町だが、人々を呼び込む活性化の起爆剤として、町長自ら先頭に立って倉庫型商業店舗の誘致を5年越しで成功させたとのことだ。
 新潟市は日本海側唯一の政令指定都市で発展性は無限であるが、人口減少は避けて通れない。あらゆる方法で産業の誘致、経済の活性化、それに伴う雇用の拡大を目指し、訪れてみたいまち、住んでみたいまち、選ばれるまちの実現に向けてほしい。3年間の短期的なスパンで具体的な取り組みについて市長の考えをお聞かせ願いたい。

市長

 ビジネスを展開するまちに向けては、「にいがた2km」を中心に、老朽化したビルの建て替えなどを進めながら、IT産業の誘致を現在進めている。昨年誘致した企業が5年間で約800人の雇用が生まれることが見込まれている。
 西区の小新地域もそうだが、8つの工業団地を造成しているところでもあるし、ご指摘をいただいたような倉庫型商業店舗の誘致が、鳥屋野潟南部で現在進んでいる。日本一の田園面積を誇るということで、そのようなまちづくりも兼ねながら、必要な工業団地や住宅地を提供している状況である。
訪れたいまちについては、「佐渡島の金山」の世界遺産登録が間近となっており、新潟市としても積極的に応援したい。佐渡に行くためには新潟市が玄関口になるため、佐渡と新潟市と一体的に周遊するルートの構築や、朱鷺メッセにおける学会、スポーツ大会、各種会合を積極的に誘致しながら、交流人口の拡大を図っていきたい。
 住みやすいまちについては、先ほどの子育て世帯の話や、フレイル予防の推進、地域の茶の間で高齢者の皆さまから地域の中で元気にお過ごしいただくための活動をこれからも推進していきたい。

質問3

越後赤塚駅について

発言者

 JRの越後線でホームに屋根がないのは越後赤塚駅だけである。立派な大学があるのに、雪の降る中、学生たちがホームで待っているのは良くないと思う。新しく上所駅を造るのもいいが、既存の駅の整備もしてほしい。全国からの大学生が駅を利用しているのに、越後赤塚駅は屋根もなく、大変寂しい思いをしているので、ホームに屋根の整備をお願いしたい。

市長

 越後赤塚駅は越後鉄道の駅として開業して、国鉄の分割民営化の1987年以降はJR東日本の財産となっている。我々もそうした状況を認識しながら、県知事や関係市町村で組織する新潟県鉄道整備促進協議会を通じて、毎年JR東日本に要望している。ほかの駅との比較で申し上げると、内野西が丘駅は区画整理をしたときに、市も補助金を出したが、区画整理組合の資金で駅全体を造ったという違いがある。今後も、粘り強くJR東日本に要望を繰り返していきたい。

質問4

公共施設の管理運営について

発言者

 コミュニティセンターの運営をしている。西区にも市長部局が所管しているコミュニティ施設と教育委員会所管の公民館がある。公民館は主催事業の企画実施のほかはコミュニティセンターと同じような業務を行っている。以前、質問をした時に、基幹公民館は各区の公民館の調整と運営審議会の開催を担当するという回答があった。あとはコミュニティセンター、コミュニティハウスと同じように貸し館業務と施設の維持管理業務などをやっているとのことであった。
 コミュニティセンターは弾力的な運営で非常に喜ばれている。公民館施設の管理運営等については、コミュニティセンターと同じように民間委託すべきと思う。人件費削減の意味でも、なぜ直営の運営でなければならないのか聞きたい。
 もう1点が、運営維持費の改善について。今、電気料金が上がり、施設の電気料が大幅に上昇してきている。私どものコミュニティセンターも、照明はすべて白色蛍光灯であり、LED化を区に要望したが、市全体の問題なので、もう少し待ってほしいと言われている。LED化は、最初はお金がかかるかもしれないが、将来的に見れば、経費削減になると思う。公共施設のLED化について、早期着手する考えはあるのか、市長の考えを聞きたい。

市長

 新潟市も2050年のゼロカーボンシティの実現に向けて、新築の施設はすべてLED化しているが、既存施設においては、消防署や保育園など、照明の使用時間の多いところを優先的にLEDに切り替えている。今後も環境面、経済面を考慮しながら、導入効果の高いところから進めたい。
 公民館については、基幹公民館である坂井輪地区公民館においても同様の委託が可能であると考えている。前提として、業務内容について事前協議し、委託の条件などを互いに整えることが必要になると思う。

区長

 公民館の管理運営に関しては民間委託できるのではないかと考えている。西区内でも黒埼地区の公民館は、建設する際に地域の方々との話し合いのうえで、地元管理としている事例もある。基幹公民館に関しても、公民館の企画運営の業務を切り離したうえで委託することは可能と考えている。ただ、コミュニティセンターと公民館は若干扱いが違い、例えば、公民館は教育施設なので飲酒はできないが、コミュニティセンターは地域の皆さんの交流の場であれば飲酒できるという違いがあるので、そういう部分も含めて、今後のあり方について、地域の方と合意を取りながら進めていきたい。

質問5

鳥原バス停駐車場について

発言者

 北陸自動車道鳥原バス停駐車場の自家用車の不法投棄について、市長の見解を聞きたい。西区自治協議会では、環境美化、とりわけゴミのポイ捨ての問題について、真剣に取り組んできた。本年の1月16日付でナンバープレートが外された車とホイールが外された車をそれぞれ画像で記録している。以前からの不法投棄だと思うが、今も放置車両の状況は変わらない。法律では産業廃棄物、または一般廃棄物の不法投棄を禁止し、違反した場合、懲役または罰金の対象となるが、それに該当するのかお聞きしたい。市の税金で始末することは不本意であるが、何らかの対応をお願いしたい。また、駐車場を個人の駐車場として長期間利用している節もあるので、調査と注意を喚起するための看板の設置をお願いしたい。
 また、高速道路のバス路線との結節点として、駐車場のふさわしい場所に数台分、数社分のタクシーの待機場所を設定していただきたい。タクシーと高速バスとの関係性が高められれば、公共交通機関空白地域の住民にとって、多少よくなると思う。

市長

 鳥原バス停駐車場内に車両が不要物として不法投棄されているのであれば、ご指摘のとおり、廃棄物処理法の違反となる。駐車場内の放置車両への対応としては、鳥原バス停の注意喚起看板の設置や、令和2年度には放置車両の撤去を実施し、防犯カメラも2基設置した。現時点においても放置車両に対する警告を行っているが、今後も継続的なパトロールを行いながら、注意喚起の看板の設置場所や内容をさらに検討したい。
 タクシー待機場所の確保については、鳥原バス停の駐車場はパーク・アンド・ライドということで推進しているが、利用者あるいはタクシー事業者からタクシー待機場所についての要望等があれば、タクシー事業者と意見交換していきたい。

質問6

寺尾中央公園について

発言者

 寺尾中央公園の利用者や散歩をする方が非常に少なく感じる。西区の避難場所になっているとは聞いている。公園内に、以前は食堂だった木造の建物があるが、西区の公民館をそこに移設したらどうか。今の西区の公民館は駐車場も少なく、狭くて使いづらい。寺尾中央公園の利用方法を市長からもう少し何か考えていただけないか。
 

市長

よく状況を把握して、ご指摘のようなことが可能かどうか、調べてみたい。

区長

 寺尾中央公園は私もたまに行くが、土日はかなり利用されているという印象だ。都市公園なので、設置できる建物はいろいろ制限があり、どういう方法があるか地域の皆さんの意見を聞きながら進めていきたい。

質問7

古町の活性化について

発言者

 「にいがた2km」で、まちを活性化させるのは、とてもいいことだと思う。ずっと市政を見てきているが、新聞で、この32年間で古町周辺に2,000億円も資金を投入したと知った。相当な金額だが、古町周辺が活性化したかというと、廃れる一方である。
今回のG7財務大臣・中央銀行総裁会議が新潟の朱鷺メッセで行われ、芸妓さんが出ていて、とても誇らしかった。全国でも芸妓、芸者はほとんどいなくなり、新潟も30年くらい前には200人くらいいたと聞いているが、現在は21名と、風前の灯火となっている。観光面から見ても、新潟が日本や世界に誇れるものは、この立派な古町の料亭文化であると思う。全国にも、このように立派なものは少ないと思うし、赤坂の料亭にも負けていない。新潟市の予算が今、4,000億円弱だが、0.1パーセントくらい古町に直接投資してほしい。周辺に投資をしても活性化していないので直接所得保障というか、古町の居酒屋へ行く人に2,000円くらいのクーポンを発行するとか、料亭へ行きたい人に1万円くらい出すなどしてほしい。私も料亭へは団体で行くが、2万円かかるし、個人では4、5万円かかるので、なかなか行けない。しかし、この芸妓文化、料亭文化も大事な文化であり、今後も文化財として守ってほしい。歴史や伝統がない町は都市間競争で負けるとも言われている。また、昔の西堀は桜と柳できれいだったそうなので、一部でいいから復元してほしい。

市長

 昔の古町をご存じの方からすれば、今の古町はさみしい限りといわれると思う。芸妓は、かつての数百人から今は十数人であるが、この伝統を残そうと、柳都振興株式会社という会社を作り、芸妓を全国から募集している。新潟の伝統文化を会社組織にして、新潟の観光の一つとしているので、ぜひまた応援していただきたい。
 それから、古くから北前船の寄港地ということで、古町にはその風情も残っており、新型コロナウイルス感染症の影響もあったが、芸妓文化や有名な料亭も、何とか古町の風情や、石畳など町並みを残していこうと頑張っている。こうしたまちは、一朝一夕にできるわけではない。何もないところに新しいまちを作るのは簡単だが、長い歴史を経てできた古町は、やはり、新潟市の財産だと思うので、そうした皆さんの思いをしっかり活性化に結びつけられるように、我々も努力していきたい。
 そのきっかけとして、60年ぶりにリニューアルする新潟駅と万代、古町をつなぎ、「にいがた2km」として活性化させていきたい。古町単体では、ご指摘のように盛り上げようとしても、賑わっていた当時の旧三越や大和デパートという大きな事業主体が今はなくなっているので、それに代わる古町ビジョンというものを作り、少し地味な展開になるが、この町を守っていこうと取り組んでいる。

質問8

西内野小学校の適応学級について

発言者

 この5月12日から、西内野小学校では、中学校と同じように適応学級が始まった。モデル的に東青山小学校、五十嵐小学校、西内野小学校で、不登校傾向や教室に入れない児童たちの居場所を運営しているが、そこを見守る先生が足りない。学校現場は非常に忙しく、なるべく空き時間の先生たちに見てもらうなどしているが、なかなかできない状況もあり、地域のボランティアが必死にカバーしている。今後も多様な子どもたちが増えることが予想される。フリースクールも始まっているし、いろいろな学校もある中で、継続可能にするために、子どもたちの居場所がいろいろな場所にできるような職員の加配があるといいと思う。

区長

 市の総合計画もそうだが、子どもたちが安心して暮らせる地域づくりというのは市の大きい方向性があり、そうした部分でさまざまな取り組みをしている。区や市教育委員会等も含めて検討させていただきたい。

このページの作成担当

市民生活部 広聴相談課

〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館1階)
電話:025-226-2094 FAX:025-223-8775

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