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360号(令和4年4月3日) 1ページ

最終更新日:2022年4月3日

魅力あふれる南区に〜特色ある区づくり事業〜

「大地の恵みと伝統・文化にはぐくまれた郷土愛にあふれる、いきいきと暮らせるまち」の実現に向け、魅力ある果樹農業のPRや、交流人口の拡大と地域の活性化を図るとともに、健康寿命の延伸や子育て支援、地域防災力の向上に取り組みます。
また、南区の自然や伝統文化などの特徴を活かし、南区の魅力を高める、地域との協働の取り組みを推進します。 
問い合わせ 地域総務課 電話:025-372-6440

ひととひとがふれあい、
安心していつまでも暮らせるまち

新規 南区と大河津分水百ものがたり…125万円

●南区の発展に多大な恩恵をもたらした大河津分水の通水から100周年を迎えるに当たり、治水についての講演・講座を開催し、皆さんが分水の歴史を知り、これからの防災と地域づくりを考えるきっかけを提供します。

大河津分水の写真

 

継続 南区未来創生事業…130万円

●にいがた南区創生会議の提言「南区未来ビジョン」を具現化するため、農業とIT技術を融合させた果樹の未病対策や、区外の観光資源と組み合わせたプランをつくり、観光の広域連携を進めます。

 

継続 地域と取り組む防災事業…120万円

●防災セミナーや中学校防災教室を開催し、幅広い世代に防災知識の普及と啓発を行います。
●地域の自主防災訓練を支援し、災害時に自助・共助・公助を高いレベルで実施できる「災害に強い地域づくり」を進めます。

 

拡充 健康づくり推進事業…250万円

●健康寿命の延伸を目指し、特定健診受診率の向上と継続受診の定着を図ります。
●食育・運動講座に加え、新たに糖尿病予防相談会を実施し、健康づくりを推進します。
●在宅医療を推進するために講演会を実施します。

 

拡充 みんなで子育てネットワーク…170万円

●地域住民からなる子育て支援リーダーと共に子育て広場や家族交流会を開催し、子育て中の保護者の不安解消を図ります。
●子育て支援プログラムの対象者を第1子に加え、第2子以上の母親に拡大します。

子育て支援センターで複数の親子が触れ合っている写真

 

拡充 白根高校とのまちづくり連携事業…100万円

●白根高校との連携をより深め、高校生によるボランティア活動や地域課題への取り組みを通し、地域とのネットワークづくりを推進するとともに、次世代のまちづくりを担う人材の育成を図ります。

 

拡充 未来創造教室…330万円

●小中学校の実情に合わせた地域学習の場を提供することで、将来の自分と地域との関わりを見つめ直し、郷土を愛する心とこれからの社会を生き抜く力を育成します。
●SDGsを身近に感じてもらうため、環境活動への取り組みを拡大します。

 

大凧が舞い、獅子が跳ね、
ル レクチエが実るまち

新規 歩いて発見!みなみく1.8キロ…160万円

●まち歩きを通じて区の魅力を再発見し、交流人口の拡大につなげるため、まち歩きに関する各種コンテンツの磨き上げを進めます。

まち歩きで凧合戦用のマンホールの説明を聞いている写真

 

新規 Live! at 白根大凧合戦…235万円

●ポストコロナ時代を見据え、白根大凧合戦をライブ配信などにより広くPRします。
●白根高校との連携を通じてインバウンド獲得を目指します。

 

新規 旧月潟駅かぼCha事業…100万円

●老朽化の進む旧月潟駅のかぼちゃ電車を地域の宝として活用し、まちの活性化につなげる方法を検討します。

旧月潟駅のかぼちゃ電車の写真

 

継続 未来につなぐ文化プロジェクト…300万円

●重要文化財旧笹川家住宅を味方地区コミュニティ協議会と連携したイベントなどによりPRします。
●大凧を擬人化したキャラクター「凧っこ13人衆」のイラストを活用し、区のイメージアップを図ります。

 


農商工の連携が、
新たな活力を生み出すまち

新規 企業×農業 農作業で交流づくり…50万円

●CSR(企業の社会的責任)活動と区内の農家での農業体験を結びつけ、交流・関係人口の拡大、果樹などの認知度向上を図ります。

ブドウ畑で一面にブドウがたわわに実っている写真

 

継続 果樹 新規担い手等の支援事業…130万円

●農家数・樹園地面積の減少が続いている南区の果樹農家の現状に対応するため、果樹担い手を目指す人へ支援を行います。
●果樹農業の魅力向上を図るため、果樹をPRします。

 

継続 自治協議会提案事業…600万円

●自治協議会で、公共交通のPRや防災マップの作成、家族のふれ合い、出会いの場づくり、区の魅力発信、まちづくり活動のサポートなど区の地域課題解決につながる取り組みを行います。

 


その他の主な事業

継続 地域おこし協力隊を活用した地域の活性化…442万円

●総務省の「地域おこし協力隊」制度を活用して、都市圏から南区への移住者を「みなみーて地域応援隊」に委嘱し、柔軟な発想による地域活性化を推進します。



区長ごあいさつ
新しい年度を迎えて 南区長 五十嵐 雅樹

「春は、あけぼの」で始まる『枕草子(まくらのそうし)』。まばゆい朝日に公園の木々が芽吹き、春の訪れを感じるとき、ふとこの随筆を思い起こし「春は、夜明けがいい」と清少納言(せいしょうなごん)の気持ちに思いを重ねる今日この頃です。
南区では、幸いに大きな雪害もなく春を迎えることができたことに、ほっと胸を()で下ろしています。一方、新型コロナウイルス感染症はなかなか収束までに至らぬ状況です。このような中、これまで区民の皆さまからは積極的なワクチン接種をはじめ、感染対策の徹底、規模の縮小を図り、白根大凧合戦をはじめとした地域行事を開催するなど、感染症の拡大防止に配慮しながら地域を盛り上げていただきました。飲食店の皆さまからは時短要請にもご協力をいただき、ご尽力してくださったすべての皆さまに心から感謝申し上げます。
新たな年度を迎え、引き続き新型コロナウイルス対策をしっかりと進めながら、皆さまが安心して暮らし続けることができ、風と大地に育まれた南区らしいまちづくりをさらに進めてまいります。
大河津分水は通水100周年を迎えます。信濃川と中ノ口川に囲まれた南区ではこれを契機に、防災意識のより一層の浸透と治水の重要性の啓発に取り組みます。また、区の活性化に住民の皆さんの健康と活力は不可欠です。健康寿命の延伸を目指した健康づくりや農業の担い手支援など、南区の(いしずえ)である人づくりにも注力します。未来を担う子どもたちを育むために、子育て支援や学校のさまざまな学習活動をサポートしていることも南区の特徴の一つです。先日、南区は白根高校と連携協定を結びました。これにより、区役所が高校の学習・地域活動を支援する一方、高校生のフレッシュなアイデアを区づくりに生かしていけるものと期待しています。このほか、ポストコロナ時代を見据え、南区に(にぎ)わいを取り戻すためのきっかけとなるような事業も実施する計画です。
コロナ禍により、私たちの暮らしにはいまだ閉塞感が漂っています。しかし、明けない夜はありません。間もなく、桃や梨の花、チューリップなど南区らしい季節の花々が私たちの目を楽しませてくれます。大地が恵み、まちに賑わいが戻り、文化の風薫る南区の姿を思い描きつつ、今年度も多くの施策に取り組んでまいります。より良い事業成果を上げることができるよう職員一同努めてまいりますので、区民の皆さまのご支援とご協力をお願いいたします。

大凧をバックに微笑んでいる五十嵐区長の写真

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