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370号(令和4年9月4日) 1ページ

最終更新日:2022年9月4日

自然災害に備える

9月1日は「防災の日」です。今から99年前、1923(大正12)年9月1日に起きた関東大震災が由来です。県内でも1964(昭和39)年6月16日に新潟地震、2004(平成16)年10月23日に中越地震など、過去に大きな地震が発生しています。 先月は新潟県に「大雨特別警報」が発表されました。県北では数百棟が浸水するなど大変な被害があったことは、記憶に新しいところです。直近5年間で北陸地方に接近した台風が多かったのは9月です(気象庁データより)。災害は突然発生します。その時になって慌てないように、日頃から災害について考え、備えましょう。
問い合わせ 地域総務課 電話:025-372-6431

昭和39年新潟地震で倒壊した白根神社・手水舎(ちょうずや)の写真 昭和39年新潟地震で倒壊した白根神社の 手水舎 ちょうずや (白根市史より)

その時、どうする?

地震編

近年の大きな地震でけがの原因の3割から5割は、揺れによる家具類の転倒・落下・移動です。建物の耐震化が進んだとはいえ、揺れは防げません。

昭和39年新潟地震・平成16年中越地震・平成19年中越沖地震の震源地が示してる新潟県地図のイラスト

ポイント
住まいの安全対策をしよう

  • リビングや寝室など、過ごす時間の長い場所の家具を減らす
  • 転倒防止器具などで、家具を固定する
  • 水・食料・携帯トイレなど、7日分以上を備蓄する

地震発生時に子どもがテーブルの下にもぐっているイラスト

「あ、地震!」今どこにいるかで行動が変わる
家にいるとき
  • 家具から離れて、頭や体を守る
  • 慌てて外に飛び出さない
  • 揺れがおさまってから、火やガスの始末をする
外にいるとき
  • ブロック塀や電柱、自動販売機など、倒れてきそうなものから離れる
  • 電車やバスに乗っているときは乗務員の指示に従う
津波の恐れがある場所にいるとき
  • 津波警報、注意報が発表されたときは直ちに海岸や河川から離れ、できるだけ高いところに避難する
避難すべき場合は…?
市では震度6で避難所を開設、震度5弱・5強では状況に応じて避難所を開設します。自宅が損壊した、周辺で建物の倒壊や火災が発生しているなど、危険と感じたときは避難しましょう。

地震発生時に電柱・自動販売機・ブロック塀が揺れ、それに驚いている男性のイラスト

マグニチュードと震度の違いを知っていますか?

マグニチュードは地震そのものの大きさ、震度は各地点での揺れの強さを表します。
マグニチュードと震度の関係は、電球と明るさの関係に例えられます。電球の明るさを「マグニチュード」とすると、場所ごとに感じる明るさが「震度」。電球は近くにいると明るく、遠くに離れると暗く感じます。これと同じで、マグニチュードが小さい地震でも震源に近いと震度は大きく、マグニチュードが大きい地震でも震源から遠いと震度は小さくなります。

マグニチュードを電球、震度を三角形で表したイラスト

浸水・洪水編

長時間同じ場所で強い雨が降り続けるなど、これまでと違った傾向の災害が増えています。台風や大雨が来る前に、自分の住んでいる地域や職場・学校の周りの危険性を知っておきましょう。

凧っこ13人衆の日吉丸が両手を口に手を添え「2011(平成23)年の新潟・福島豪雨では、河川が増水、氾濫し、浸水被害が出ました」と呼び掛けているイラスト

ポイント
ハザードマップを見てみよう
危険と思われる箇所や災害時の避難所などが地図にまとめられています。まずは自宅を探してみましょう。

新潟市総合ハザードマップの写真

「大雨が降りそう…」早めの判断を

「警戒レベル3」以上で早めの避難を
避難所や、安全な親戚・知人宅などに避難しましょう。上記フローで自宅にとどまることが可能であれば、避難する必要はありません。



南区に実りの秋・食欲の秋がやってきた!

フルーツ王国南区が、実りの秋を迎えています。今年は梅雨明けが早く日照量が多かったため、果実や葉に日の光が届き、糖度も栄養価も高い日本梨がたくさん出来上がりました。
8月17日、梨の早生品種「 幸水 こうすい 」の出荷が始まりました。幸水はほんのり緑色で食感がシャキシャキとした、甘くてジューシーな品種です。出荷は幸水から始まり、 豊水 ほうすい 、あきづき、 新高 にいたか 新興 しんこう と11月上旬まで続きます。

ベルトコンベアの上に重ねられた梨の入ったコンテナの写真 木になっている梨2つのアップ写真 テーブルに3つの幸水梨とくし形に切って皮を剥かれた幸水梨が丸い陶器の皿に並べられた写真

JA新潟かがやき
しろね果樹部会
日本なし専門部長  五幣 ごへい 直幸 なおゆき さん

皆さんにおいしいものを届けようという一心で作っています。今年は梅雨が短く天候に恵まれ、糖度が高く、甘みの強いおいしい梨ができました。
鮮度が良いと、甘さだけでなく食感も良いです。食べる直前に少しだけ冷蔵庫で冷やすと一層おいしくなります。ぜひ新鮮な地元産の梨を、たくさん食べて味わってください。

しろね果樹部会 日本なし専門部長 五幣直幸(ごへいなおゆき)さんが木になっている梨をもぎ取ろうとしている写真

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