庁議概要(平成30年7月2日)

最終更新日:2018年8月6日

報告事項等

1 国勢調査に基づく各区将来推計人口について(地域・魅力創造部長)

  • 国立社会保障・人口問題研究所(社人研)による2015年国勢調査に基づく本市の将来推計人口は本年3月に公表された。これを参考に本市独自で区単位の推計を行い、2045年までの推計を行った。
  • 総人口については2045年では、15%の減少となる見込みだが、各区で減少率には差があり、中央区4.4%、西区で5.9%の減少に留まる一方、西蒲区では32.4%、南区で27.7%の減少の見込みである。年少人口においても全市で28.1%減少となる中、西蒲区では51.5%と半減する見込みである。生産年齢人口はすべての区で減少となるが、南区、西蒲区で「生産年齢人口:老年人口=11」の「肩車社会」となる見込みである。
  • 来年度は「にいがた未来ビジョン」の第3次実施計画の初年度であり、「新潟市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の5年間の計画期間の最終年度となる。少子・高齢化による年齢構成の変化や急速な人口減少が、今後さらに加速することを踏まえ、こうした社会情勢の変化にしっかりと対応し、効果をあげる事業となっているかという視点をもって、既存事業の点検や、新たな事業展開の検討を行ってほしい。
  • 事務事業点検の実施など、別途依頼を行っているが、重ねてお願いしたい。
  • 詳細は、資料1のとおり。

2 「オーケストラはキミのともだち」の開催について(文化スポーツ部長)

  • 85日(日曜日)りゅーとぴあコンサートホールにて、本市の準フランチャイズオーケストラである東京交響楽団の演奏で開催する。
  • 次代を担う子どもたちに音楽の楽しさと文化・芸術の素晴らしさを伝え、豊かな感性や想像力を育むことを目的としている。日ごろ生の音楽に接する機会の少ない子どもたちや保護者にも気軽に楽しんでもらえるように、馴染みやすい演目で良質な演奏を低価格で行う。
  • クラシック初心者にもおすすめなので、ぜひ家族で来てほしい。また、チケットの購入とともに、コンサートのPRについても協力をお願いしたい。
  • 詳細は、資料2のとおり。

3 水と土の芸術祭2018公式ガイドブック等の購入について

  • 714日(土曜日)に開幕する水と土の芸術祭2018について、公式ガイドブックの販売を開始した。来場者がより芸術祭を楽しめるように作品解説・イベント情報・新潟市内をめぐるおすすめコース・スタンプラリー・飲食店等の割引など特典も多数掲載している。定価は1,000円。
  • パスポートについても713日まで前売価格での購入が可能であるので、引き続きご協力をお願いしたい。
  • 詳細は、資料3のとおり。

4 新潟市・佐渡市共通商品券の購入について(経済部長)

  • 協同組合NICE新潟が発行している共通商品券で、新潟市・佐渡市の約1,000店舗で利用でき、地域型商品券においては売上日本一である。
  • 詳細は資料4のとおり。

市長より

  • 佐渡の世界遺産認定に向けて最大限盛り上げている最中で、新潟・長岡・上越といった佐渡と航路でつながっている自治体でのイベントも計画中である。花角知事が誕生し、佐渡を盛り上げる気運が高まっているので、佐渡との連携ということからも新潟市・佐渡市共通商品券を購入することでも協力してほしい。
  • 水と土の芸術祭2018のパスポートは、前売価格での購入の期限が迫ってきた。実際に自分で観てみなければ人に勧めることはできないので、職員からは最大限観てほしい。
  • 「オーケストラはキミのともだち」は東京交響楽団の演奏を聞けるので、新潟の誇る文化インフラであるりゅーとぴあを、子ども連れなどで楽しんでもらい、その素晴らしさを自らの言葉で市民に伝えられる機会にしてもらいたい。
  • 各区の将来推計人口の数値は芳しくない。しかし2010年推計で2040年の人口は66万人台だったが、2015年推計では2045年で69万人弱となり、上方修正したので、取組みによって変わるというプラスのデータもつけて出したほうがよい。
  • この5年間でどういうことが起きたのかを分析し、きめ細かく各区の特長を踏まえて人口対応をしなければならない。西蒲区の年少人口が5割以上減るということは相当ショックだが、2010年時の推計に比べ2015年では、西蒲区も良化しているというデータも伝えたほうがよい。また、南区も加えて、肩車社会になることが、データでも明らかなので、少しでも人口減少をゆるやかに、また年少人口を増やしていく施策に力を入れるべきである。データを活用し、婚活なども含めて、地域からの働きかけも呼びかけてほしい。このデータを見て落胆していても仕様がないので、励みになるように伝えてほしい。
  • 花角知事が誕生し県も新たな体制となったことで、これから県と市の政策調整会議もできるだけ早く開催したい。拠点化、交流人口拡大については県政・市政の大きな課題で、花角知事の得意分野である。県と調整したい課題について、テーマだけでもよいので、地域・魅力創造部長へできるだけ早く相談してほしい。

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