市報にいがた 令和2年8月16日 2725号 情報ひろば
最終更新日:2020年8月16日
救急医療に正しい理解を
9月9日は「救急の日」、9月6日から12日は救急医療週間です。安心・安全な生活を支える上で欠かせない救急医療について、みんなで考えましょう。
問い合わせ 地域医療推進課(電話:025-212-8018)、消防局救急課(電話:025-288-3260)
救急車の適正な利用を
新潟市の昨年1年間の救急搬送者数は34,419人、1日平均94人でしたが、そのうちの約3割の人が軽症で(グラフ)、入院することなく帰路に就いています。
救急車はみんなのものです。イラストを参考に、疾病やけがの程度に応じた救急車の適正利用をお願いします。
令和元年傷病程度別搬送人員
救急車が必要なのはこんなとき
※症状は一例です
頭
- 意識がない、またはおかしい
- 突然の激しい頭痛
- けいれんが止まらない
顔
- 顔色が明らかに悪い
- 顔半分が動きにくい
- ろれつが回りにくく、うまく話せない
胸や背中
- 突然の激しい胸痛、胸が締め付けられるような痛みが2、3分続く
- 痛みが移動する
- 窒息
手・足
- 突然、片方の腕や足に力が入らなくなる
その他
- 大量の出血を伴う外傷
- 広範囲のやけど
- いつもと違う場合、様子がおかしい場合
スマートフォン・タブレット向け 救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」
急な病気やけがをしたとき、該当する症状を画面上で選択していくと、「今すぐ救急車を呼びましょう」、「緊急ではありませんが医療機関を受診しましょう」など、緊急度に応じた必要な対応が表示されます。
このほか、アプリで119番通報や医療機関・受診手段の検索ができます。総務省消防庁のページからインストールしてください。
※ウェブ版もあり。詳しくは消防庁ホームページに掲載
新潟市の救急医療体制
新潟市では、休日や夜間など急に病気になったときに症状や緊急性の程度に応じた医療が適切に受けられるよう、段階的な救急医療体制を整備しています。
地域の救急医療体制を維持するため、状況に応じた適正な医療機関の受診をお願いします。
医療機関を受診するときの心得
- かかりつけ医を持ちましょう
- できるだけ昼間の診療時間内に受診しましょう
- 休日・夜間は急患センターなどを利用しましょう
・市急患診療センター(中央区紫竹山3 電話:025-246-1199)
・西蒲原地区休日夜間急患センター(西蒲区巻甲 電話:0256-72-5499)
- 救急医療電話相談を活用しましょう
時間 午後7時から翌午前8時
・15歳以上 #7119または電話:025-284-7119
・14歳以下 #8000または電話:025-288-2525
自動体外式除細動器(AED) 適切な管理を
AEDの電極パッドやバッテリーには使用期限があり、定期的な交換が必要です。いざというときに正常に作動するよう、日頃から点検するなど適切に管理しましょう。
管理の注意点
- 日常的にインジケーターランプ、電極パッドとバッテリーの使用期限を確認する
- AEDの設置情報を登録する ※登録方法は購入店または製造販売業者に問い合わせ
にいがた救命サポーター制度に登録しませんか
AEDを設置している市内の事業所から設置場所などの情報を登録してもらい、付近で心停止が疑われる119番通報があったときに消防隊員到着前の救命活動に協力してもらう制度です。登録された事業所にはステッカーを配布しています。
申し込み 所定の届出書を消防局救急課(中央区鐘木)へ ※制度の詳しい内容や届出書は市ホームページに掲載。同課でも配布
自宅でできる胸骨圧迫トレーニング
応急手当講習(心肺蘇生法)の中でも特に重要なのが胸骨圧迫(心臓マッサージ)です。訓練用の人形がなくても、自宅にある物を使って簡単にトレーニングができます。
夏休みに家族で応急手当にチャレンジしてみませんか。
用意する物 バスタオル(2枚)、空のペットボトル(500ミリリットル)
1. 折り畳んだバスタオルに、きつくキャップを閉めたペットボトルを挟む
挟む前
挟んだ後
2. バスタオルの上で手をしっかりと組み、肘を真っすぐ伸ばして垂直に押す
正面から
横から
トレーニング動画を公開中
動画サイト「Youtube(ユーチューブ)」内
胸骨圧迫のポイント
- 手が約5センチメートル下がるくらい強く押す
- 1分間に100回から120回のリズムで圧迫する
- 中断は最小限にし、絶え間なく押す
- 圧迫した分、しっかり手を戻す
※新型コロナウイルス感染症対策のため、傷病者の鼻と口にハンカチやタオルなどをかぶせてから圧迫を開始しましょう
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