市報にいがた 令和2年12月6日 2732号 2面
最終更新日:2020年12月6日
冬に多い高齢者の事故 入浴中の事故・餅での窒息に注意
事故を予防し、発生したときは慌てず冷静に対応しましょう。また、万一に備え応急手当を学びましょう。
1月の講習会日程は別冊情報ひろば3面に掲載しています。
問い合わせ 消防局救急課(電話:025-288-3260)
入浴中の事故(ヒートショック)
どんな人がなりやすい?
- 熱い湯や長湯が好きな人
- 高血圧、糖尿病、不整脈などの持病がある人
予防のポイント
- 脱衣所を暖める
- 風呂のふたを開けておく
- 湯温は41℃以下にする
- 食後、飲酒後、服薬後すぐの入浴は避ける
- 入浴前に水分補給をする
※トイレや廊下などでも発生しやすいので、部屋を移動するときは上着を着る
応急手当
- 湯に溺れないように浴槽の栓を抜き、浴槽から引き上げて横に寝かせる
- 呼吸をしていないときは心肺蘇生法を行う
ヒートショックとは
急激な温度変化により血圧が変動することで起こる健康被害です。失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、市内で毎年100人以上が亡くなっています。
餅での窒息事故
どんな人がなりやすい?
- 食事中むせることがある人
- かむ力、のみ込む力が弱い人
予防のポイント
- のみ込みやすい大きさにする
- 食べるときはよくかむ
応急手当
- 手の付け根で肩甲骨の間を強くたたく(背部叩打(こうだ)法)
- 後ろから持ち上げ腹部を上方へ圧迫する(腹部突き上げ法)
1. 背部叩打法
2. 腹部突き上げ法
関連リンク
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Reader(旧Adobe Acrobat Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ