市報にいがた 令和4年4月3日 2764号 5面
最終更新日:2022年4月3日
連載 新潟の食をめぐる(5)
御菓子司 羽入(おんかしつかさ はにゅう)(秋葉区・和菓子)
歴史ある企業や店舗を訪ねます。
発売から106年 三色だんご
「三色だんごの発売は大正5年です。駅弁を販売する神尾商事さんと『甘味もあるといいね』と話し合い、駅弁と一緒に売りやすい折り箱に入れたと聞いています」と羽入さん。当時の旅は汽車が主流で、新津は乗換駅であったため、大変にぎわいました。「駅弁と共に旅の楽しみとして人気を博しました。今は都内の物産展などで『懐かしい』と買ってくれる人が多くいます。商品が思い出の中にあることは幸せですし、ありがたいです」
地元ならではの商品を販売
まちを盛り上げる商品を積極的に作っている羽入さん。「秋葉区産の『秋葉の里 白雪もち麦』を使ったおはぎなどを販売しています。もち麦はもちもちとした食感が特徴で、糖分の吸収を抑える効果が期待できると注目を集めています」。このほか、新津商工会議所青年部と連携し、SLをかたどった「しごなな焼き」を販売する予定と聞きました。SLばんえつ物語も春から運転開始です。「まちおこしにつながれば」と話してくれました。
3代目 羽入 由介(はにゅう よしすけ)さん
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