市報にいがた 令和5年1月1日 2782号 5面

最終更新日:2023年1月1日

国内初 田園型環境都市として国内外にPR ラムサール条約湿地自治体に認証

Wetland City Network

問い合わせ 環境政策課(電話:025-226-1359)

 新潟市は昨年11月、国内で初めて「ラムサール条約湿地自治体」の認証を受けました。これは、佐潟(西区)が同条約湿地に登録されていることや、湿地の保全・再生活動への地域住民の参加、環境教育などの国際基準を満たしたことで決定されたものです。
 これを契機に、新潟市を「田園型環境都市」の世界的なモデル都市として国内外へ広く周知し、魅力向上や地域への愛着の醸成を図ります。さらに、佐潟に加え同条約湿地登録の潜在候補地として環境省に選定されている福島潟(北区)、鳥屋野潟(中央区)など、潟のさらなる保全や活用を促進していきます。

中原市長 スイスで同認証の認証式に出席

 11月11日(現地時間10日)、スイス・ジュネーブで開催されたラムサール条約締約国会議(COP14)で同認証の認証式が行われ、中原市長が証書を授与されました(写真)。
 中原市長は「市民の努力が評価されたもので、誇らしく思います。湿地の大切さを改めて市民の皆さんと共有していきたい」と語りました。

「ラムサール条約湿地自治体」の認証式

2月5日(日曜) 同認証記念シンポジウムを開催

国内外で活躍する湿地関係者による基調講演、パネルディスカッション、ほか

日時 2月5日(日曜)午後1時半から午後4時半
場所 ANAクラウンプラザホテル新潟(中央区万代5)
定員 先着200人
参加費 無料
申し込み 1月12日(木曜)から電話で市役所コールセンター(電話:025-243-4894)

ラムサール条約とは

ラムサール条約 ロゴ

 正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」です。
 大切な湿地が汚されたり壊されたりしないよう国を超えて協力していくため、1971年にイランのラムサールで締結されました。日本は1980年に加入し、昨年5月時点で世界172カ国が条約締約国となっています。

湿地はなぜ大切?

水鳥

 湿地は、水鳥をはじめ魚や昆虫、植物など、多様な動植物が生息・生育するのに欠かせない場所です。また、農業、漁業、観光、水の供給や防災など、私たち人間にとっても生活に恵みを与えてくれる大切な場所です。

ラムサール条約湿地「佐潟」とは

佐潟

 全国屈指の渡り鳥の集団渡来地として、1996年に県内で初めて同条約湿地に登録されました。
 これまでに200種以上の鳥類、650種以上の植物が確認された、貴重な野生生物の生息地です。

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