市報にいがた 令和6年6月2日 2816号 1面から3面
最終更新日:2024年6月2日
確認しよう、防災対策。
- 目標 11:住み続けられるまちづくりを
- 目標 13:気候変動に具体的な対策を
- 目標 17:パートナーシップで目標を達成しよう
災害はいつ起こるか分かりません。
今号では、水害や地震などの災害への備えを紹介します。
問い合わせ 防災課(電話:025-226-1143)
市長より
能登半島地震の発生から5カ月が経過しました。改めて、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。市では皆さまが一日も早く普段の生活を取り戻せるよう、復旧・復興に向けて全庁を挙げて取り組んでいます。災害は、決して起きてほしくありませんが、いざというとき日頃の備えが大きな力を発揮することを改めて認識させられました。
これからの季節は、大雨や台風などによる災害にも注意が必要です。普段から災害に備えるとともに、いざというときに早めの行動を取ることが、ご自身やご家族を守ることにつながります。あらかじめ自宅付近の災害リスクを確認しておき、早めに避難することなどが大切です。「自分や家族の命は自分で守る」という意識を持ち、日頃から備えておきましょう。
市では、ハザードマップの作成、出前講演や防災イベントの実施のほか、災害時にはさまざまな手法で避難情報などを発信しています。
引き続き防災の取り組みをさらに充実させ、災害に強いまちづくりを進めてまいります。
新潟市長
その疑問に答えます!
防災士
小野塚 智恵子さん
Q.これから雨の季節。私の家の周りは大丈夫かな?
⇨水害の危険性は「ハザードマップ」で確認しよう
災害の危険性を中学校区ごとにまとめた「総合ハザードマップ」を新潟市ホームページに掲載しています。
Q.雨が強くなってきた。避難所へはいつ行けばいいの?
⇨「避難情報」を知って、避難するタイミングを考えよう
地震・津波の場合、警戒レベルは出されません。
令和6年能登半島地震の影響により大雨警報などの発表基準が引き下げられました。詳しくは4面に掲載しています。
Q.いざというときのために備蓄をしなきゃ。何をどのくらい揃えればいいのかな?
⇨普段使っているものが家庭用の備蓄品に!
食品
※加熱不要なものがあると役に立ちます
(例)
- 主食(レトルトご飯、麺など)
- 缶詰
- レトルト食品
- 飲料(水、野菜ジュースなど) ※水は1人1日3リットルが目安
生活用品
(例)
- 常備薬
- 救急箱
- 生理用品
- カセットコンロ・ガスボンベ
- ラジオ
- モバイルバッテリー
- 懐中電灯
- 乾電池
- 携帯トイレ
- ごみ袋
- ティッシュペーパー
- トイレットペーパー
- ウエットティッシュ
※そのほか、生活習慣や健康状態、家族構成などに合わせて必要なものを準備
非常持ち出し品の例
- ごみ袋
- 衣類、おむつ
- 懐中電灯、携帯ラジオ、電池
- 水、食料、薬、お薬手帳、救急セット、生活用品
- 携帯電話、モバイルバッテリー
- 身分証明書、現金、通帳、印鑑 など
Q.いつやってくるか分からない地震。何か備えておけることってあるかな?
⇨まずは家具の固定を!
耐震診断・耐震改修費用への補助
昭和56年(1981年)5月31日以前に建てられた木造住宅は地震で倒壊しやすいことが分かっています。
市では耐震診断や耐震改修工事への補助を行っています。
※詳しくは新潟市ホームページに掲載
家具転倒防止補助事業
65歳以上の人のみの世帯・障がい者などが居住する世帯の住宅について、家具転倒防止工事を行う費用の一部を補助します。
※詳しくは新潟市ホームページに掲載
問い合わせ 建築行政課(電話:025-226-2841)
災害情報を入手しよう
災害時に適切な行動をするためには、正しい情報を素早く、確実に集めることが重要です。
新潟市では、災害発生時に避難情報などの防災情報を、さまざまな手段(下)で発信します。いざというときにすぐ確認できるよう、事前に登録しておきましょう。
新潟市LINE(ライン)公式アカウント
LINEのトーク画面下部にある「防災タブ」から、
情報を探すことができます。
にいがた防災メール
新潟市危機管理防災局公式X(エックス)アカウント
6月16日(日曜) 全市一斉地震対応訓練
昭和39年の新潟地震の発生日時に合わせて、全市一斉地震対応訓練を行います。
問い合わせ 危機対策課(電話:025-226-1146)
午後1時2分 地震対応訓練
身を守る行動を取る
地震が発生したら、まずはその場で身を守る行動を取りましょう。揺れが収まったら慌てずに火の始末をし、いつでも避難できるよう玄関のドアや窓ガラスを開けて避難経路を確保しましょう。
午後1時3分 情報伝達訓練
避難情報をメールなどで一斉配信
実際の災害時と同じ方法で情報を配信します。自分がどのような手段で情報を受信できるか確認しましょう。
※緊急速報メール(エリアメール)で大きな音が鳴ります。