障がい者に関するマーク
最終更新日:2016年11月13日
障がい者に関する各マークについて
障がいのある方に配慮した施設であることや、それぞれの障がいについて分かりやすく表示するため、いろいろなシンボルマークがあります。
これらは、国際的に定められたものや、各障がい者団体が独自に提唱しているものもあります。
ノーマライゼーション社会の実現に向け、マークの意味を正しく理解しましょう。
障害者のための国際シンボルマーク
このマークは、障がいのある方が容易に利用できる建物、施設であることを示す、世界共通の国際シンボルマークです。
マークの使用については、国際リハビリテーション協会の「使用指針」により定められています。
車いすに乗った人を図式化したものですが、車いす利用者に限らず、すべての障がい者を対象にしています。
身体障がい者標識(四つ葉マーク)
このマークは、肢体不自由の障がいのある方が運転する自動車であることを示しています。
危険防止のためやむを得ない場合を除き、マークをつけた車に 幅寄せや割り込みを行うことは、道路交通法で禁止されています。
このマークの表示については、道路交通法で努力義務となっています。
視覚障がい者の国際マーク
このマークは、世界盲人連合(WBU)が1984年に定めた世界共通の国際シンボルマークです。
WBU によれば、「このマークを手紙や雑誌の冒頭、あるいは歩行用に自由に使用してよい。色はすべて青にしなければならない。」としています。
横断歩道で、マークがついた歩行者用信号ボタンを押すと、安全に渡れるよう、信号時間が長めに調整されています。
身体障害者補助犬(ほじょ犬)マーク
このマークは、身体障害者補助犬同伴の啓発のために、施設や店などの入り口に貼るマークです。
身体障害者補助犬とは、盲導犬、介助犬、聴導犬のことをいいます。
身体障害者補助犬法により、公共施設や交通機関はもちろん、デパート、ホテル、レストランなどの一般的な施設でも、補助犬を自由に同伴できるようになっています。
聴覚障がい者のシンボルマーク(耳マーク)
このマークは、聞こえが不自由なことを表すマークです。
耳の不自由な方が、自分の耳が不自由であることを自己表現するために考えられました。
耳の不自由な方と話すときは、「はっきりと口元を見せて話す」、「筆談をする」などの配慮をお願いします。
オストメイトマーク
このマークは、人工肛門、人工膀胱を使用している方(オストメイト)を示すシンボルマークで、オストメイト対応トイレであることを示すために、トイレの入り口や、案内誘導プレートなどに表示されます。
「オストメイト対応トイレ」とは、排泄物の処理、腹部の人工肛門周辺皮膚や装具の洗浄などができる配慮がされているトイレです。
ハート・プラスマーク
このマークは、身体内部に障がいのある方を示すシンボルマークで、内部障がいの方が自発的に使用するものです。
内部障がい(心臓、腎臓、呼吸器、膀胱、直腸、小腸、免疫、肝臓の機能障がい)のある方は、外見からわかりにくいため、様々な誤解を受けることがあります。
このマークを着用している方を見かけた場合は、内部障がいについて理解し、配慮をお願いします。
聴覚障がい者標識(蝶々マーク)
このマークは、聴覚に障がいのある方が運転する自動車であることを示しています。
危険防止のためやむを得ない場合を除き、マークをつけた車に幅寄せや割り込みを行うことは、道路交通法で禁止されています。
このマークは、道路交通法で表示することが義務付けられています。
介護マーク
このマークは、平成23年4月に静岡県が作成しました。
認知症の方などの介護者は、介護をしていることが分かりにくいため、誤解されて困っているとの声が多く寄せられたことから、介護中であることを周囲に理解していただくために、全国共通の「介護マーク」ができました。
ヘルプマーク
東京都が提唱するマークで、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう作成されたものです。
ヘルプマークを身に着けた方を見かけた場合は、電車・バス内で席をゆずる、困っているようであれば声をかける等、思いやりのある行動をしましょう。
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