にいがた共育通信 令和4年度 第108号
最終更新日:2023年2月27日
食育ミニフォーラム
「食育ミニフォーラム」は、新潟市内の中学校区を単位として、その中学校区の特色を出したフォーラムの内容を学校が自ら考え、学校から家庭や地域へと「食育の輪」を広げよう、という主旨で始まった事業です。
亀田中学校区 食育ミニフォーラム
ここでは、昨年11月15日(火曜)に行われた亀田中学校区の「食育ミニフォーラム」について紹介します。
新型コロナ感染症対策として、会場の亀田中学校体育館には中学2年生だけが参加し、学区内の小学校は事前収録によるビデオ発表と後日フォーラムの様子をビデオ視聴するという形での参加でした。
最初に、亀田小学校、亀田東小学校から、授業を通した取組みが発表されました。各校の発表には「これからは、栄養素や彩りなどを考えて献立を作ってくれる人にもっと感謝して、自分も家で朝食や昼食などの献立を任されるようにがんばりたい」(亀田小)や「五大栄養素のことを劇やクイズなどで、下級生に伝えるのもいいね」(亀田東小)といった児童の感想があり、学びを行動や態度にしていこうという姿勢が見られました。
続いて、亀田中学校2年生は、夏休みの宿題だった「家族のための 豚の生姜焼きにチャレンジ」を振り返りました。代表生徒の進行によって、家族に料理をふるまった喜びを共有しました。その後のファシリテーションでは「家族のために料理を作った時の気持ち」「今後、料理を作ったり食べたりするときにどんな自分でいたいか」について少人数で意見交換し、「感謝されてうれしかった」という言葉が聞かれました。
最後に、保健給食課職員が自分の食事を管理することの大切さを話しました。その中で、「ひとり暮らしでも健康な食事を摂ろう。そのためには料理の経験を積んでいくことが大事です」、「あなたが家族に料理をふるまった時に喜んでくれたように、あなたも日々の食事に感謝しましょう」ということが強調されました。
今回の食育ミニフォーラムでは、中学生が家族に料理を作ったことに対して「最高においしかった。多めに作ってもらい、翌日の弁当にも持参したが、息子が作るご飯はなんておいしいんだと感動した。周りのみんなに自慢したいくらい幸せなひと時だった」という母親の感想が紹介されました。食育を推進する際、家庭との連携がいかに重要であるかということを顕著に表す言葉でした。
ファシリテーションの様子
保健給食課職員の話を聞く生徒
(問合せ先 保健給食課 電話:025-226-3209)
「生涯学習ボランティア」学びの成果を人づくり、地域づくりに
生涯学習ボランティアバンク 学んだことを地域で活かしたい
「生涯学習ボランティアバンク」にはこれまでの知識や経験を活かして地域の役に立ちたいと考えている方やグループが「生涯学習ボランティア」として登録し、活動しています(令和5年1月末現在登録者1,214人)。
登録者は、地域や学校などからの依頼に応じて、子どもからお年寄りまで学びの場を支援しています。
このほか、登録者が自ら企画を行い、講師となって講座を開催しています。今年度は5講座開き、「講師」となったボランティアの皆さんは、自身の活動を生きがいにして、さらに続けていきたいと話していました。
- 自身の知識や経験を活かし、地域で活動するボランティアの皆さん
紙芝居の実演
講座の講師
調理実習指導
地域や学校の行事、施設でのお楽しみ会などでボランティアをお探しの方は、ぜひ「生涯学習ボランティアバンク」をご利用ください。
また、ボランティアバンクの登録も随時受付しています。
生涯学習ボランティアバンクの情報については、下記リンクをご覧ください。
出会い・つながり・楽しくボランティア 生涯学習センターボランティア クロスパル・サポーターズ
クロスパルにいがたでは、平成17年に開館して以来、市民の生涯学習を応援しようと多くのボランティアが活動していますが、数年前からボランティアの高齢化や会員減少等の課題が生じてきました。
そこで、ボランティアと生涯学習センターで未来に向けた話し合いを重ね、令和5年1月から「生涯学習センターボランティア クロスパル・サポーターズ (通称 クロサポ)」として新しいメンバーを加えて活動しています。
メンバーは約30人で、講座の企画・運営、パソコン教室の開催、広報発行、クロスパル主催事業の運営補助などに取り組んでいます。講座の企画運営会議では、クロサポの皆さんは自分たちでできることを形にしようと意見を出し合い、熱気を帯びています。
また、新潟市市民活動支援センターや学生に協力いただきながら、自分たちのロゴ作成に取り組みました。
人との出会いやつながりを大切に、魅力ある活動を目指しています。
クロサポでは2か月に1回、活動説明会を行っています。興味、関心のある方は気軽にご参加ください。
- ボランティアによる学びの場の提供
夏休みこども工作教室
東洋大学講師による講演会
初心者パソコン教室パソコン若葉
生涯学習ボランティアに関するお問い合わせは、生涯学習センターまでご連絡ください。
(問合せ先 生涯学習センター 電話:025-224-2088)
このページの作成担当
〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル4階)
電話:025-226-3149 FAX:025-226-0030