令和5年4月28日 市長定例記者会見

最終更新日:2023年5月8日

市長定例記者会見

開催概要
期日 令和5年4月28日(金曜)
時間

午前10時00分から午前10時30分

場所 新潟市役所(本館3階 対策室)

発表内容

質疑応答

配布資料

市長記者会見動画

発表内容

◎新型コロナウイルス感染症の5類移行後の対応等について

 おはようございます。
 発表案件の前になりますが、5月8日に5類に移行する新型コロナウイルス感染症への対応についてお話をさせていただきます。
 はじめに、基本的感染対策についてですが、これまでの「法律に基づき行政が要請・関与していく仕組み」から、「個人の選択を尊重し、自主的な取り組みをベースとしたもの」に大きく変わります。
 一方で、感染や感染疑い時の対応については、取るべき行動の判断に迷うことがある場合、県が新設する「新型コロナ健康相談センター」において、電話で健康や受診についての相談を受け付けます。また、市保健所での相談窓口も継続いたします。
 また、検査などの医療費は自己負担となりますが、新型コロナ治療薬は公費負担となり、入院医療費についても、高額療養費の自己負担限度額を減額する公費支援が行われます。
 5月8日からは、新型コロナワクチンの令和5年春開始接種が始まります。65歳以上の高齢者の方や基礎疾患を有する方など、接種の対象となっている方におかれましては、積極的にワクチン接種の検討をお願いしたいと思います。
 本市としては、市民の皆さまが安心して生活していただけるよう、ホームページや市公式LINE(ライン)などにより、関係する情報を提供してまいります。

1.G7(ジーセブン)新潟財務大臣・中央銀行総裁会議 歓迎機運の醸成、おもてなしの取り組み、検問・交通規制について

 それでは、次に、発表案件です。「G7(ジーセブン)新潟財務大臣・中央銀行総裁会議 歓迎機運の醸成、おもてなしの取り組み、検問・交通規制について」であります。
 配布資料をご覧ください。
 5月11日に始まるG7(ジーセブン)新潟財務大臣・中央銀行総裁会議を直前に控え、歓迎機運醸成にかかる取り組みを行います。
 記載の「ウェルカムメッセージボード」は、県民・市民の皆さまから募集した新潟の魅力PRや歓迎のメッセージで、新潟を象徴するチューリップ、越後姫、朱鷺、錦鯉を表現したものです。メッセージは日本語とその英訳を併記し、本日、4月28日に、新潟駅の2カ所に掲出をいたしました。
 メッセージを投稿された方は、ご自分のメッセージを探すことができるそうですので試してみてはいかがでしょうか。
 この他、裏面記載の各種イベントを予定していますので、連休中にお出かけいただければと思います。
 次に、会議開催期間中の会場でのおもてなしの取り組みについてです。
 財務省と共催する歓迎レセプションでは、ライブキッチンで新潟和牛や寿司等を提供するほか、県内89酒蔵の地酒バー、古町芸妓の舞や史佳さんの演奏などを披露する予定であります。
 協議会主催の取り組みでは、会場展示として、みなとまち新潟や佐渡金山の紹介ブース、錦鯉の実物展示など、新潟の魅力や文化を発信するほか、プレスセンターでは、たれカツ丼やのっぺなどの新潟名物や地酒を提供し、新潟が誇る食をPRする予定です。
 また、ノベルティグッズとして、亀田縞の風呂敷、錦鯉のフェイスタオルを、特製バッグに入れて、会議及び報道関係者へ提供いたします。
 次に、会議期間中の検問・交通規制についてです。
 配布資料2枚目をご覧ください。
 会議の開催期間中は、会場周辺で検問や交通規制が実施されることから、混雑や渋滞が予想されます。会場周辺では、自動車の乗り入れをお控えいただくようご協力をお願いしたいと思います。
 目前に迫った会議開催に向けて、各種準備の総仕上げを行い、歓迎ムードを盛り上げていきたいと考えております。どうか皆さまからのご協力をお願いいたします。

 案件は以上ですが、週末からゴールデンウイークが始まり、様々なイベントが開催されます。
 市内で行われるイベントについて、配布の資料のとおりまとめさせていただきました。
 市民の皆さまから、引き続き、基本的な感染対策をしながら、楽しんでいただきたいと思いますので、また多くの皆さまから新潟市にお越しいただければと思います。
 市のホームページにも掲載しておりますので、ご覧いただきたいと思います。

 もう1点、資料を配布させていただきました。
 「全国広報コンクールの受賞について」です。
 このたび、日本広報協会主催の全国広報コンクールにおいて、新潟市が、「ウェブサイト部門」の「都道府県・政令指定都市部」の中で、「読売新聞社賞」を受賞いたしました。
 本市公式ホームページは、昨年9月に5年ぶりにリニューアルを行いましたが、その際に、災害情報の受け取りやすさや情報の探しやすさ、スマートフォンの見やすさなどを改良し、利便性の向上を図った点が評価されたことを大変うれしく思っています。
 引き続き、利用者の皆さまが使いやすいホームページとなるよう取り組んでまいります。
 私からは以上です。

質疑応答

G7(ジーセブン)新潟財務大臣・中央銀行総裁会議 歓迎機運の醸成、おもてなしの取り組み、検問・交通規制について

(新潟日報)

 G7(ジーセブン)開幕まで2週間を切りましたが、改めて市長の感想をお聞かせください。また、海外の要人を迎え、新潟のPRになると思いますが、どういった新潟の良さをアピールしたいですか、教えてください。よろしくお願いします。

(市長)

 現在、会議の成功に向け、国や県などと調整しながら、地元でできる準備・調整をしっかり行っております。財務大臣・中央銀行総裁に加え、その関係者、マスコミの皆さんなど、世界の要人がたくさんおいでになりますので、こうした皆さま方を温かくお迎えしたいと思います。また、重要なこととしては、会議を安心・安全かつ円滑に開催しなければなりません。会議期間中は検問・交通規制も実施されることになりますので、市民の皆さまにはこの点、ぜひご理解とご協力をいただきたいと思います。さらには、県民、市民の皆さまにより広く、深く会議開催の意義を知ってもらえるよう、G7(ジーセブン)開催をきっかけとして新潟の魅力を国内外に向けて最大限発信することにより、地域経済の活性化につなげてまいりたいと思います。「新潟で開催されてよかった」と思ってもらえるよう取り組んでまいります。

(NHK)

 G7(ジーセブン)に関連して、おもてなしの取り組みのところで歓迎レセプションなど具体的な内容も発表になりましたけれども、改めてこういった式典ですとかプレスセンターでの食の提供など、どのようにアピールしたいか、式典などがどのような会になってほしいかなど、市長の思いがあればお願いします。

(市長)

 これまでの国との調整の中では、国の重要な会議ということで、私どもの地元のPRの要請になかなか応えていただけないというと語弊がありますけれども、調整が非常に難しかったのですけれども、交渉する中で、新潟のプレスセンターで、たれカツ丼ですとかのっぺなどを提供させていただく。それから古町芸妓、史佳さんの三味線を政府と共催する歓迎レセプションで披露させていただくということができるようになりましたので、我々としては限られた時間の中で新潟の良さをPRさせていただくことになりましたので、ぜひ、外国の皆さんからは、日本の東京や大阪といった大都市だけではなく、日本の地方である新潟、特に日本海側の拠点の新潟市の良さというものを、ぜひ実感していただきたいと考えています。

(新潟日報)

 G7(ジーセブン)の関連で教えてください。今回、ノベルティも発表されましたけれども、錦鯉と亀田縞。まず、なぜこういったものを選ばれたのか、理由というか背景を教えてください。

(市長)

 フェイスタオルは、小千谷市が発祥の地である名産の錦鯉の絵柄を選定させていただきました。風呂敷は、さまざまな用途を持つ伝統的なエコ製品ということもありまして、新潟で300年の歴史を有する亀田縞の製品を選定させていただいたということであります。実用的で思い出にしてもらえるような品々を選んだつもりであります。デザインや使い勝手の良さを実感されて、いろいろな人に広めてもらえるとありがたいと思います。

(新潟日報)

 市長としては、G7(ジーセブン)中はこのバックを持って報道陣に歩いてもらいたいとかという思いがあるのでしょうか。

(市長)

 そうですね。そうしていただけるとうれしいですね。

(新潟日報)

 今の関係でレセプションのお話も出ましたけれども、市長自身もレセプション等には参加されるという解釈でよかったでしょうか。

(市長)

 出席させていただけるそうです。

(新潟日報)

 例えば、そのレセプションの中で要人と会う機会もあると思いますけれども、どのようなことを伝えたいといったことはありますでしょうか。

(市長)

 まだ少し日にちがありますので、その国の方によって話す内容がもしかしたら違うかも知れませんけれども、新潟はこんなところで、こんな良さがある。あるいは、新潟のまちなかも少し変化をしておりますし、空港もあり、港もありということをPRさせていただきたいと思います。

(新潟日報)

 先般、岸田首相のところに爆発物が投げ込まれる事件がありましたけれども、警備面も重要になってくると思うのですけれども、市長はどのようにお考えでしょうか。

(市長)

 もちろん、警察庁や新潟県警においても警備計画を改めて強化して対応していただけると考えております。適切、的確に対応していただきたいと思います。

チャットGPTについて

(新潟日報)

 今、長岡市や新潟県や他の県内の自治体でも、チャットGPTというものを活用しようということで導入を検討するような動きがあるようなのですが、新潟市での検討状況はどのようになっていますでしょうか。

(市長)

 具体的に検討しているような状況ではありませんけれども、急速にチャットGPTの話題があちらこちらで聞かれるようになりまして、国や県、地方自治体でもこれにどのように対応していくかということが今話題になっております。我々としては、文書案の作成、文書の要約、問い合わせの対応などに、すなわち業務の初期段階の作業などに活用できるのではないかと今は考えております。ただし、ご存じのとおり、回答について、少し違うような回答も出てくるというような指摘もありますので、すぐに全庁的にチャットGPTを導入する予定はありませんけれども、例えば、先ほど申し上げました作業の、市役所の業務の初期段階において、最終確認は職員がしっかり行うことで、これまで行っていた作業の省力化が図られるのではないかといった効果も期待しているところです。課題のクリアを前提に、国や他の自治体の動向も参考にしながら、有効な場面での利用については、我々新潟市としても前向きに考えていきたいと考えています。

(新潟日報)

 他の自治体を見ていると、あくまでも庁内での業務に活用するということで、外部の方から市民からの問い合わせなどにもすぐ使うというわけではないということなのですが、新潟市でも庁内での業務で活用すると考えているのでしょうか。

(市長)

 そうですね。現在、セキュリティ上のリスクというものもありますので、今申し上げました新潟市役所の初期の業務でいろいろと試していくというのでしょうか、活用を考えていきたいということです。議会の答弁などは、ずっと蓄積がありますので、今すぐに使うというようなことはあまり必要性が認められないと考えております。

(新潟日報)

 ちなみに、市長はお使いになった経験はありますでしょうか。

(市長)

 私も最近、1、2週間の間でいろいろな会合に行って、「市長、知っているか」と言われたりして、昨日も少し担当からレクチャーを受けたところです。

(新潟日報)

 お使いになったというわけではないですか。

(市長)

 とりあえず、「新潟市の人口減少を防ぐには」というのを入れさせてもらいました。

(新潟日報)

 何か回答は出てきましたか。

(市長)

 素晴らしいですね、早くて。ちゃんとした回答が出てきますよね。

(新潟日報)

 どんな回答が出てきたのですか。

(市長)

 地域経済の活性化だとか、子育て支援ですとか、そういうものが4項目くらい出て、ちゃんとした自然な形の文章になっていました。また一方で、ちょっとしたことを入れたら、これは違うよねというのも確かにありました。

(新潟日報)

 すごいなという面と、まだちょっと不安かなという面も両方。

(市長)

 そうですね。まだ使う場面を慎重に考えていかなければならないと考えています。

新型コロナウイルス感染症について

(新潟日報)

 新型コロナウイルス感染症の関係なのですが、今、新潟市でもここ1週間くらい感染者の方が100人を超えているような状態だと思うのですが、少し増えている状況だと思うのですが、何か原因などを分析されているのかどうかと、これから大型連休に入るということで、何か注意喚起などあれば、改めて教えていただきたいです。

(市長)

 とりあえず、今は、感染状況については、落ち着いてきていると考えておりますけれども、これからゴールデンウイークに差し掛かってきて、人流が活発になってくると思いますので、ぜひ皆さんから基本的な感染対策を行いながら、ゴールデンウイークを楽しんでいただければと思っています。

Jリーグの秋春制導入について

(TeNY)

 先日、Jリーグが秋春制を本格的に導入しようということで動き始めたと思うのですけれども、かつてからずっと秋春制がいつになるのかといわれながら、雪国は不利なのではないかということもいわれていましたけれども、それが本格導入されることに関して、中原市長はどのようなお考えでしょうか。

(市長)

 秋春になると、新潟のような雪国は不利になるのですか。

(TeNY)

 今のJリーグだったら、春に始まって秋に終わるというレギュレーションだと思うのですけれども、秋春制になったら、秋に始まって春に終わるということで、冬の時期に差し掛かって、雪の時期にウインターブレイクという、リーグがない時期というのもあるらしいのですけれども、そうはいっても、雪国には不利なのではないかと昔からよくいわれていて、それをリーグは導入しようと。その背景には、ヨーロッパなど主要の各国のリーグがそうだからだという話なのですけれども、いろいろな意見があって、基本的に雪国は反対の立場だったとは思うのですけれども、そこら辺のご意見はどうかと。

(市長)

 特別、知識がなく考えたこともなかったのですが、確かに秋春の体制に移行するということになりますと、新潟は雪が降りますので、ホームが新潟にあるクラブチームは確かにハンディがあるのかなと思います。

水道局職員の自死について

(新潟日報)

 水道局の職員が自殺された件に関してお伺いしたいのですが、市長がご遺族に謝罪されてから1カ月くらいになりますけれども、その際にも、当該加害者というか、責任を問われた元上司の方への謝罪に関してご遺族は求められて、市長もしっかり対応するように水道局に指示するという話がその場でもあったかと思うのですが、その後まだ実現していないということのようなのですけれども、その辺に関して改めて、市長として水道局に何か求めたいことなどありましたら、教えてください。

(市長)

 今、おっしゃったことは、そのとおりでありますけれども、水道局の職員の皆さんには、ぜひご家族に寄り添った対応を引き続きしていただき、丁寧な対応をしていただきたいと思っています。

(新潟日報)

 新潟地裁の判決でも過失がしっかり書かれていて、水道局の責任というのもそうなのですけれども、判決文を見ると、当該元上司の過失というのがしっかり問われる結論になっています。それに関して、市長としては元上司の方にお伝えしたいことなどはありますでしょうか。

(市長)

 私としてというよりも、水道事業管理者、水道局の方でかつての上司の方と連絡を取り合っていると思いますし、その上司の方もこれまでの経緯などは、十分ご承知だと思っております。ただし、私個人としては、今、上司の方がどういう環境で生活されているかということを承知しておりませんので、あくまでも水道事業管理者の方で状況を見極めながら、丁寧にご家族の意向、お気持ちをしっかり受け止めて、引き続き対応していただきたいと思います。

(新潟日報)

 再発防止策に関してなのですけれども、これに関しては、まだ具体的なところがまとまっていない状況のようなのですけれども、来月8日には命日を迎えるということもありますし、今後、水道局に対して期待したいこと、求めたいことなどはありますでしょうか。

(市長)

 まずは組織として、とにかく働きやすい職場を作っていくということが大事になります。そういう意味で、今回のような水道局が起こしたような事件は、二度と起こしてはならないと思いますので、ぜひ早急に、働きやすい職場づくり、特に若い方々につきましては、世代も変わって働くことについての意識も変わってきておりますので、ぜひ風通しの良い職場を、水道局を挙げて、もちろん新潟市もそうですけれども、一緒になって取り組んでまいりたいと考えています。

じょんのび館について

(NHK)

 今日の朝の報道でもありましたけれども、市が設置するじょんのび館で事実と異なる看板が設置されていたという事案がありましたけれども、市長は承知されていらっしゃいますでしょうか。

(市長)

 分かりません。

(NHK)

 3月にレジオネラ菌が検出されたということがあり、一時休止していたのですけれども、そこで、お湯の張り替えは2週間に一度だったそうなのですけれども、毎日張り替えていますという看板を設置していたという報道が一部新聞であったのですけれども、市が設置している施設として、市長としての受け止めがあれば、お願いします。

(市長)

 今のお話は初めてお聞きしましたので、事実を確認して、対応すべきは対応したいと思います。

市内の航空機産業について

(新潟日報)

 トキエアの件についてお聞かせください。先般、トキエアと飛行機を造っているフランスの会社が会談した際に、新潟への工場誘致という構想が話題にあがったようなのですけれども、市長としてご所感はありますでしょうか。

(市長)

 詳細について把握しておりませんけれども、もし、そういうことが実現するとすれば、新潟市としても大変うれしいことでありますし、市内の製造業への波及があれば大変うれしいことであると思っています。

(新潟日報)

 たしか新潟市では、NIIGATA SKY PROJECT(ニイガタ スカイ プロジェクト)でしょうか、そういった航空機産業のプロジェクトもあったと思うのですけれども、その辺は、今どのような状況でしょうか。

(市長)

 たしかにコロナ前につきましては、航空機産業の伸びが世界的に期待されて、新潟もここでというように考えた時期もあったのですけれども、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、世界的な航空需要が大幅に落ち込みまして、市内の航空機関連産業におきましても、コロナ前の令和元年までは順調に増加しておりましたけれども、コロナ後は売上高が、半分程度まで落ち込みまして、大変大きな打撃を受けました。それに代わるような製品を作って今日まで来ていると認識しております。

(新潟日報)

 新潟に航空機産業を集めるということ自体は、まだ諦めたわけではないと。

(市長)

 そうですね。売上高もだんだんと回復の兆しが見えてきておりますし、あくまでも世界的な航空需要がどのように変化していくかということに関連すると思いますし、航空機産業は裾野が広いですけれども、非常に精密で、認証されるまでに大変な精度が求められますので、我々としても研究しながら前に進んでいきたいと思っています。

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