令和元年10月18日 市長定例記者会見

最終更新日:2019年10月24日

市長定例記者会見

(表)開催概要
期日 令和元年10月18日(金曜)
時間

午前10時00分から午前10時37分

場所 新潟市役所(本館6階 執行部控室)

発表内容

質疑応答

配布資料

市長定例記者会見動画(10月18日開催分)

発表内容

◎台風19号に伴う対応等について

 案件発表の前に、先週12日から日本各地で猛威を振るった台風19号により、被害に遭われた皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。
 本市においては、警報発表前の12日午前8時30分から各区役所および出張所を自主避難所として開放し、最大214名の受け入れを行いました。
 また、13日午前7時20分には阿賀野川の水位が上昇したことに伴い、阿賀野川右岸である北区の一部に避難勧告を発令し、19カ所の避難所を開設し、1,169名の避難者がありました。なお、市内全域において人的被害はありませんでした。
 10月16日午後5時時点の農林水産業に関する被害状況についてです。
 農業用パイプハウス等の施設被害が130棟、被害額は約4,500万円、果樹の落果などの農作物被害が約170ヘクタール、被害額は約6,300万円となっています。
 引き続き、各区や関係機関と協力して被害状況調査を進めるとともに、必要に応じて県などと連携を行い対応を検討してまいります。
また、今回は3連休ということもありまして、各部署がさまざまなイベントを予定しておりましたが、中止・延期となってしまったことは大変残念でありました。
 特に、新潟シティマラソンが中止となり、楽しみにされてきた多くのランナーをはじめ、関係者の皆さまにご迷惑をお掛けしましたことについて、この場を借りておわびを申し上げます。
 参加される皆さまの安全を第一に考えた判断ですので、ご理解いただきたいと思います。
 次に他都市への支援についてです。
 災害時の応援協定を締結している福島県いわき市に、10月16日から職員4名を派遣しており、同日には指定都市市長会から被災自治体を1対1で支援する対口(たいこう)支援の決定を受けました。
 さらに、いわき市では4万戸が断水していることから、17日には水道局からも先遣隊9名を派遣するとともに、新潟市の民間協定業者等からご協力いただき、飲料水を送っているところです。
 今後は、いわき市からの要請により、避難所運営支援のため、来週21日から第1陣として2班16名を派遣する予定です。

1.新潟市観光循環バスのデザインリニューアルについて

 最初の案件は、新潟市観光循環バスのデザインリニューアルについてです。
 観光循環バスは、市内の観光施設などを巡る交通手段として、平成16年度から運行を開始し、観光客をはじめ多くの方々からご利用いただいています。
 この度、車両2台の更新に伴い、新たなデザインでラッピングし、明日19日から運行を開始することとなりました。
 1台は、「まちごと美術館cotocoto(ことこと)」の作家「しゅんすけ」さんの作品です。障がい者アート作品を通じて、障がいのある方もない方も共に生きる「共生のまち にいがた」をPRするとともに、萬代橋をモチーフとした「しゅんすけ」さんの作品の世界をお楽しみいただきたいと思います。
 また、車内にも障がい者アート作品を展示しておりますので、合わせてお楽しみいただければと思います。
 もう1台は、本市出身の漫画家 小林まこと さんの代表作である「What’s(ほわっつ) Michael(まいける)?」です。「What’s(ほわっつ) Michael(まいける)?」は、本市のインスタ映えする観光スポットとして人気のある「What’s(ほわっつ) NiiGATA(にいがた)」のモニュメントにもデザインされており、合わせて「マンガ・アニメのまち 新潟」をPRできればと思います。
 本日午後3時から、新車両完成セレモニーを行いますので、ぜひ広報くださいますようお願いします。

2.新潟・ナント姉妹都市提携10周年記念ナント市代表団の来訪について

 次の案件は、新潟・ナント姉妹都市提携10周年記念に伴うナント市代表団の来訪についてです。
 平成21年に本市とフランス・ナント市が姉妹都市提携を結んでから、今年で10周年を迎えました。
 それを記念し、10月26日から29日までの日程で、アンドレ・ソブザック副市長を団長とするナント市代表団が本市を訪問します。
 今年5月に、10周年記念で私がナント市を訪問した際に、ジョアナ・ロラン市長から両市の交流を、「食をはじめとする経済交流まで拡大させたい」とのご提案をいただきました。そうした取り組みの第一歩として、ナント市の名産であるワインやチーズを紹介する「ナントフェア」を開催します。
 「ナントフェア」は、片山商事株式会社と協力し、10月26日から11月20日まで、「ナチュレ片山」および「セルフ片山ピアBandai(ばんだい)店」にて、開催します。
 期間中、土日に当たる26日、27日には両会場でワインやチーズの試飲・試食、メイン会場である「ナチュレ片山」では焼き菓子の販売、写真展示なども行います。
 ナント市ミシュラン一つ星シェフとグルメ・エキスパートによるミニトークも、27日午後2時半から予定しております。
 合わせて、ナント市出身の水彩画家デニス・クラブルル氏による「美しきツバキ」作品展を10月26日から11月4日まで、古町通5番町の「JAM(じゃむ)ギャラリー(くら)」にて開催します。ツバキをモチーフに、ナントと新潟の自然を描いた作品を約30点展示いたします。
 姉妹都市であるナント市を、市民の皆さまにもできる限り広く知っていただける機会と考えておりますので、ぜひご来場くださるようお願いいたします。

3.「新潟駅・万代地区をつなぐ公共空間利活用社会実験」の実施について

 次の案件は、「新潟駅・万代地区をつなぐ公共空間利活用社会実験」の実施についてです。
 昨年7月に策定した「新潟都心の都市デザイン」の具現化に向けた初めての取り組みとして、「居心地の良く、歩きたくなるまちなかづくり」の推進に向けて、公民連携で社会実験を実施します。
 11月1日(金曜)から11月17日(日曜)までの17日間、新潟駅と万代地区を結ぶ「弁天ルート」の弁天仮設駐輪場とその周辺の道路において、平日はテーブルやイスを設置して居心地の良い空間をしつらえ、土曜日や休日はキッチンカーやまち歩きのイベントを開催します。
 実施に当たり、既存の駐輪場所を一時移設するとともに、一部車両通行止めを行いますので、ご理解とご協力をお願いします。
 普段は通り過ぎるだけの場所が新たな空間に変わるこの機会に、多くの皆さまに足を運んでいただき、これからのまちなかのあり方を考えるきっかけにしていただければと思います。

4.新潟開港150周年記念事業について

 次の案件は、新潟開港150周年記念事業についてです。
 この度、新潟開港150周年を記念して、株式会社 モスフードサービスのご協力により、11月1日から27日まで、新潟県内の全22店舗あるモスバーガーで期間限定商品が販売されます。
 また、国民文化祭の協力事業として、現在、県内のモスバーガー店舗では障がいのある方々が描いた作品を展示する「新潟MOS(もす)ごと美術館」が開催されており、ほっこり楽しめて元気が出る、そんなアート鑑賞もお楽しみいただければと思います。
 記念事業では、「みなとまち新潟」ブランドの創造と魅力向上を目的に、企業や市民団体の皆さまのご協力をいただきながら、これまでに45を数える記念商品の開発に取り組んでまいりました。
 市民の皆さまからも、ぜひこれらの商品をご利用いただき、「みなとまち新潟」を一緒に盛り上げていただければと思います。

※「連句の祭典」および「日本舞踊の祭典」の開催について

 案件は以上ですが、2件資料を配布させていただきました。
 1件目は、新潟県内で開催中の「第34回国民文化祭にいがた2019、第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会」において開催する「連句の祭典」および「日本舞踊の祭典」についてです。
 「連句」は、一人が五・七・五の長句を詠んだら、別の人がその後に七・七の短句を詠み、また別の人が五・七・五を詠んでいく、長句と短句を連ねる集団創作の文芸です。
 11月1日(金曜)に行う「正式(しょうしき)俳諧(はいかい)」は、伝統的な所作とともに連句を詠むもので、新潟大学教育学部附属新潟中学校の生徒を交えて行います。
 非常に貴重な機会ですので、ぜひ多くの方からご参加いただき、連句の世界を体験してもらいたいと思います。
 次の「日本舞踊の祭典」は、全国各地から日本舞踊10団体が本市に集い、舞を披露します。
 公演の最後には、「ふるまち芸妓」も登場し、「越後(えちご)獅子(じし)」や「相川(あいかわ)音頭(おんど)」など、新潟ならではの親しみのある演目を披露します。チケットは県民会館にて販売中です。
 市内の方はもちろん、市外、県外の皆さまにもお越しいただき、華やかな舞台をお楽しみいただきたいと思います。

※「忘れるな拉致県民集会」の開催について

 2件目は、「忘れるな拉致 県民集会」の開催についてです。
 1977年11月に新潟市で横田めぐみさんが拉致されてから今年で42年となります。
 めぐみさんをはじめとする北朝鮮による拉致被害者の早期帰国を願い、11月16日(土曜)りゅーとぴあを会場に県民集会を開催します。
 めぐみさんのご家族らが拉致被害者の救出を強く訴えるほか、東京国際大学教授の伊豆見(いずみ) (はじめ)さんによる講演、新潟市ジュニア合唱団のミニコンサートなどを行います。申し込み方法などの詳細は、お手元のチラシに掲載のとおりです。
 拉致被害者の皆さんを取り戻すために、強い決意を発信し世論喚起していくことは非常に重要ですので、多くの皆さまにご参加をいただきたいと思います。
 

質疑応答

ナント市との交流拡大について

(記者)

 ナントの件なのですけれども、今回、ソブザック副市長をはじめ総勢30人くらい来られるということですけれども、前回、市長がナントに訪問されたときに、ソブザック副市長から経済交流の拡大をさせようという提案があって、手始めに、今回、ナントフェアというものに結び付いたと思うのですけれども、新潟市側からナントへ経済交流として出していくものとか、経済交流に向けての新潟側からの準備というのは現段階でされているのかをお伺いします。

(市長)

 ナント市に行くときに取材で同行いただきまして誠にありがとうございました。これからの交流の拡大ということについては、今後、徐々に発展させていきたいと思っています。まずは、ナント側から、今回の訪問に合わせてワインやチーズを新潟市でPRしていただきますし、今回、ナントの皆さんが来られたときに、歓迎レセプションのようなものをやるのですけれども、そこには新潟の「食」の関係者、農業団体、日本酒の組合の皆さんから来ていただきまして、ナントの訪問団の歓迎レセプションを通じて、新潟のお米や農産物やお酒についても、ナント市に可能性を検討していただける機会にできればと思っています。

台風19号について

(記者)

 台風19号なのですけれども、農業被害が施設で4,500万円、農作物で6,300万円、合わせて1億円以上の被害が出ているのですけれども、これについては、これで収まるという感じなのか、大変厳しい状況なのか、そのために何かしていることがあるのか、教えてください。

(市長)

 毎年この時期になりますと、台風の被害で果樹農家では果樹が落ちて被害がありますけれども、今回のビニールハウスや果樹被害の1億というものは、生産者の皆さんにとっては大変な被害であろうと思っております。この額が、これまでのこの季節の被害と比べてどうなのかというと、分からないのですけれども、当然多いのではないかと思っています。先ほど申し上げましたように、最終的な被害額は完全に集計し切れているかどうか分かりませんけれども、しっかり集計した上で県と連携を図りながら、支援のあり方について新潟市として検討していきたいと思っています。

(記者)

 ビニールハウスを含めて、台風が3回、4回と来て、だんだん被害が出ている気がするのですけれども、19号の前にも何度か台風による強風の影響があったと思うのですけれども、そういったことも合わせるとけっこうな被害になっているのではないかと思っています。一方で、国の激甚災害の指定にはなかなか新潟は厳しいのかもしれないのですけれども、この点の国への要求とか、今回、大雨で阿賀野川の流域に少し農業被害が出ているようなのですけれども、今回は破堤などはなかったと思うのですけれども、何か心配な部分などはありますでしょうか。

(市長)

 全国的に、これだけの警報が出された中で、それぞれ準備をしていたと思うのです。準備をしていてもこういった大型の台風がきて、インフラがやられたり、河川が氾濫したり、堤防が破壊されたりということで、ますます災害の規模が大きくなって、それに対応して、いかにしてインフラを整備しつつ、あるいはソフト(対策)をやりながらも、大きな被害が発生していくこの状況をこれからも教訓にして、必要なインフラ整備、ソフト対策をしっかりやって、私としては、市民の安心安全を守っていかなければならないと思っています。

(記者)

 今回、国、県に要望するような場所というのは出てきたりはしていないのでしょうか。

(市長)

 私はたまたま大河津分水路の、ちょっと名称は分からないのですが、整備(大河津分水改修促進期成同盟会)の県内の代表なので、老朽化による大河津分水の大改修を行っていますけれども、今回、信濃川の上流の方々が、非常に残念なことに大きな被害を受けています。大河津分水路の大規模改修が実現することによって、上流の皆さんの水に対する治水安全度というものも高まっていくと思いますので、それによって、新潟市の治水安全度も向上しますので、私としては、できるだけ早期に大河津分水路の工事をはじめ、必要な橋、道路の整備について国に対して要望していきたいと思っています。

(記者)

 台風19号関連なのですけれども、今回、自主避難という形で避難所を解放されたり、いろいろな対策を取られていますが、6月の地震のときには避難所が開かなかったりなどいろいろと反省点もあったかと思うのですが、今回、市の対応として、避難勧告のタイミングですとか、避難所の開放ですとか、市長の評価としてはどのようにお考えでしょうか。

(市長)

 今回は、あらかじめ、区役所と出張所を開放して、自主避難場所として設けさせていただきました。あらかじめの対応として、そういった決定を早期にできたことは良かったことと思っております。また、避難勧告発令のタイミングにつきましては、国では河川ごとに定めた基準水位がありますけれども、市ではその基準水位により避難情報の発令基準というものを定めておりまして、今回は、阿賀野川右岸において7時20分に避難勧告の発令基準を超過したということで発令を行わせていただいたところです。

(記者)

 ということは、市長としては、対応としてはかなりうまくいったというお考えというご認識でしょうか。

(市長)

 私としては、うまくいったというか、当たり前のことをやって、幸いにも大きな被害が生まれなかったと思っています。前回の津波のときのことも、まだまだついこの間の話ですので、そうしたことも心の中にあって、体の中にあって、市役所全体がしっかり対応してくれたと思っています。

(記者)

 おそらくこれから、今回の対応についてあらためて総括したり、検証したりされると思うのですが、現段階で、今後に生かしたい反省点ですとか、あるいは今後の課題みたいなものがもしありましたら、お聞かせください。

(市長)

 この間、情報連絡会議というものを設けさせていただきまして、その場でも出たのですけれども、避難所の中における的確な避難者に対する情報伝達をどのようにするべきなのか、どのようにできるのかというのが一つの課題としてありますし、またお昼にかかるとすれば、避難食、昼食をどうするのかといった問題も一つの課題として、とりあえず今挙がっていると思いますけれども、先の情報連絡会議を踏まえて、今後、今回の災害の問題点を集めて、これから起こり得る災害に新潟市として備えていきたいと思っています。

新バスシステム・BRTについて

(記者)

 市長は、今月中旬にもBRTのアンケート結果をまとめて総括をするということでしたけれども、今、10月中旬になりましたけれども、いつぐらいをめどにお考えですか。

(市長)

 すみません。皆さんにご報告するのが遅くなっているのですが、中旬と申し上げてきたのですけれども、まず、議会の皆さんに報告をした上で、できるだけ速やかに皆さんにお示ししたいと思っています。中旬と申し上げてきましたけれども、申し訳ありませんけれども、今月の末になると思いますので、よろしくお願いします。

(記者)

 どういった形で総括というか、発表されるのでしょうか。

(市長)

 今、総括を取りまとめているところでして、第三者の事業評価委員会と、6月に行いましたバスに乗車している皆さんのアンケートを参考にして、これまで4年間の新バスシステム・BRTの新潟市としての総括をさせていただくことになります。 今回の総括というものは、あくまでも4年間の総括。これまでどうだったかということが中心になると思っていただいたほうがいいのではないかと。

「新潟駅・万代地区をつなぐ公共空間利活用社会実験」について

(記者)

 まちづくりの社会実験の関係なのですけれども、今回、民間の方も実行委員会を組織して主催側に入っていると思うのですが、人口減少や財政にも限りがある中で、まちづくりやにぎわいづくりで民と連携していくことについては、今後も含めてどのようにお考えでしょうか。公民連携でまちづくり、にぎわいづくりをしていくことについては、今後どのように展開していきたいとお考えでしょうか。

(市長)

 やはり行政だけではなかなか、これに限らずいろいろなことが難しい時代になって、やはり市民の皆さんの力、新潟市内にある会社関係の皆さんのご協力をいただきながらでないと、十分な市政の活動もできないと思っています。そういった中で、まちなかににぎわいをつくっていこうと。都市デザインに基づいてまちなかにデザインしたようなにぎわいをつくっていこうという中で、民間の皆さんから積極的にご協力してくれる状況の中で、新潟市としてタイアップして、公民連携の活動ができはじめたということは大変良いことだと思っていますし、さらにこれからも市民や企業の皆さんからのご協力も積極的にいただきながら、こういった公民連携をさらに拡大させていければと思っています。

ラグビーワールドカップ日本代表 稲垣啓太選手について

(記者)

 ラグビーワールドカップなのですけれども、秋葉区出身の稲垣選手が初トライを決めました。20日にまた試合があるのですけれども、それに期待することがあれば教えてください。

(市長)

 これまで果たし得なかった決勝トーナメントに日本代表が進出できまして、本当に良かったと思っていますし、うれしく思っています。また、新潟市民の皆さんが秋葉区出身の稲垣さんが、今回、最初からレギュラーとして先発出場して活躍していて、新潟市はだんだん盛り上がって、市民の皆さんがたくさん稲垣さんを応援してくださっているのではないかと思っています。そういう中で、トライしたということで、さらに盛り上がってくるのではないかと思っています。まずは南アフリカ戦に期待していますので、ここを何とか勝ち抜いて、さらにその上を目指していただきたいと思っています。

新潟市観光循環バスのデザインリニューアルについて

(記者)

 観光循環バスなのですけれども、はじめからずっとマンガ・アニメのまちをPRするということで、マンガ・アニメを使ったバスを2台走らせてきたと思うのですけれども、あえてここで1台、違う形になりましたけれども、市長として、マンガ・アニメのまちに対する考えたが変わったとか、そういったことがあるのか、教えていただきたいと思います。

(市長)

 マンガ・アニメから、一つ、障がい者アートになったということですか。 ちょうど新潟市が平成28年に、新潟市障がいのある人もない人も共に生きるまちづくり条例を定めて、今、新潟市としては共生社会の実現を目指している状況です。また、「まちごと美術館cotocoto(ことこと)」は、障がい者アートを通して、障がいのある人と社会、人との関係を深めていこうという活動をしております。そうした中で、この度、観光循環バスと障がい者アートとのコラボレーションをしようと。そしてまた、バスにラッピングすることによって、本市に来られる観光客なども含めて、市民もそうですけれども、「共生のまち新潟市」を感じてもらうことも一つ企図しておりますし、市内の観光スポットをこのバスで巡っていただければ、楽しみがさらに増すのではないかと思います。

水道局職員のパワハラ自死問題に係る訴訟ついて

(記者)

 新潟市水道局の訴訟の件なのですけれども、市との和解協議を打ち切ったということなのですけれども、その件について、市長からコメントを頂ければと思います。

(市長)

 事実だけは承知していますけれども、なぜそういうことに至っているのかという詳細なことが分かりませんので、現段階でコメントすることはできません。

(記者)

 承知していないというのは、どういうことなのでしょうか。

(市長)

 当然ですけれども、相手側が納得できなくて、和解に応じなかったという背景というか事情等が私には分かりませんので、申し訳ありませんけれども、今、コメントすることはありません。

石崎衆議院議員について

(記者)

 石崎徹議員の件なのですが、前回の会見の中では、(石崎徹議員が)公の場に出ずに説明がしていなかったことがありまして、市長からも、その点に関しては誠実さを欠いているのではないかという発言があったと思うのですけれども、今回、公の場というか、各報道機関に対応する形で、問題に関しては具体的な説明はなく、離党や辞職はしないという話がありましたけれども、市長は、説明責任を含めてどう考えていらっしゃいますか。

(市長)

 まずは、石崎衆議院議員が我々の前に(これまで)姿を現しませんでしたけれども、今回の国会の前に出てきて、マスコミの皆さんや我々のところにもそうですけれども、お詫びに(来ました)。マスコミの皆さんに対しては説明をしたり、あるいは関係者、これまで交流のあった皆さんのところへもおそらく回っていると思うのですけれども、あるいは街頭に出たり、彼なりの対応をしているのだというふうに、彼自身が思っていらっしゃるのでしょうから、あとはそれぞれの立場の皆さんが、それに対して評価をするということなのではないかと思っています。私としては特にありません。

(記者)

 いいと思っているのでしょうか。説明責任に関してどう思っているかとはないですか。

(市長)

 今は特にないですね。まずは出てきて、これからいろいろな場面でお会いすることもあると思いますので、その段階で、私なりの感想も出てくるかもしれませんけれども。

(記者)

 特に連絡があったとかはないですか。

(市長)

 一度、自宅のほうに来て、いろいろご迷惑をお掛けしましたということで話がありました。たまたま(私は)いなくて。

(記者)

 市長が不在のときに石崎議員が来られたのですか。

(市長)

 そうです。

(記者)

 それはいつごろですか。

(市長)

 覚えていないです。

(記者)

 マスコミの前に現れたときに。

(市長)

 その後ですね。その翌日か翌々日くらいです。

(記者)

 報道の前で説明した後にということですね。奥様が対応されたのですか。

(市長)

 はい。

(記者)

 関連で、地元1区の政権与党側の衆議院議員がこういう形で、機能不全とまでは言いませんけれども、なかなか難しい立場にいるということは、新潟市政への影響については、現時点であるとお考えなのか。その辺の所感をお聞かせいただければと思います。

(市長)

 政党のことなので、コメントはできませんけれども、いずれにしましても、地元選出の国会議員の皆さんが適切に、通常の形で活動していただくことが新潟市政にとっても当然影響がありますので、市としてはしっかりした体制になっていただければと思っています。

(記者)

 現段階で、何か影響があったということは、具体的に挙げられるものがあれば。特段ないですか。

(市長)

 特にありません。

天皇陛下の即位に伴う祝賀パレードの延期について

(記者)

 即位の儀に市長も参加されるかと思うのですけれども、パレードが延期され11月10日になったようですけれども、台風の被害に配慮してということなのですけれども、その辺について市長はどのようにお考えでしょうか。

(市長)

 これだけ大きな天皇陛下の御即位に伴うパレード、祝賀御列の儀が今回の台風19号の被害を考慮して、パレードが延期になったということになりました。政府あるいは宮内庁などの皆さんの、今回の甚大な被害に思いをいたした結果だと思っています。

(記者)

 評価をされているということですか。

(市長)

 評価というか、今言ったとおりなのですけれども。

(記者)

 人的被害はないけれども、新潟も。

(市長)

 やはりそれだけ、絶えず国民、それに対する大変な事態になっているのだと、苦しんでいるのだと。これから再建ということがあるのだということに思いをいたしていただいていると思っています。

過去の市長記者会見

関連リンク

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DC

このページの作成担当

政策企画部 広報課

〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館4階)
電話:025-226-2111 FAX:025-223-5588

このページの作成担当にメールを送る

本文ここまで