連載第15回 交通結節点はどこにできるの?(後編)
最終更新日:2013年9月6日
BRT第1期導入区間では、乗り換えの拠点となる交通結節点を(1)新潟駅万代広場(2)市役所前(3)白山駅駅前広場(4)西区青山の4カ所に設けます。
全ての結節点に雨風を防ぐ上屋や、バスの接近情報などを知らせる情報案内板を設置するなど、乗り換えの負担を軽減します。
白山駅駅前広場と西区青山の整備計画案は下図の通りです。
※これらはあくまでも計画案です。今後、市民の皆さんの意見を踏まえながら、BRTと接続する路線などを決めていきます
交通結節点の整備計画案
整備計画案をご覧になるときは、下記の凡例を参考にしてください
白山駅北口(駅前広場)
白山駅北口の交通結節点は主に、鉄道(JR)との乗り換え拠点です。駅前広場のロータリースペースに乗降場を設け、そこにバスが乗り入れることで鉄道利用との乗り換えがスムーズにできる環境を整えます。
西区青山(関屋大橋西詰め)
西区青山の交通結節点は主に、大堀・寺尾・流通センター方面や白根・味方方面などの路線バスとの接続を計画しているバス同士の乗り換え拠点です。西区西部や南区方面からのバスが集中するこの場所に交通結節点を設けることで、青山からまちなかまでを重複して走るバスを集約して効率化します。
なお、バスの停車スペースについては、今後、整備を行っていきます。
なぜ、乗り換えが必要なバス路線に再編するの?
バス路線を再編する一番の理由は、この20年間で3分の1にまで減ってしまったバス利用者の減少に歯止めを掛けることです。利用者が少ない路線は減便や路線廃止などのサービス低下を招き、そのことが原因で、さらに利用者が減少するという負の連鎖が続いています。
では、どうしたら利用者の減少に歯止めを掛けることができるのでしょうか。
「利用したい」と思えるバスに
それは、より多くの人から「利用したい」と思ってもらえるようなバスにすることです。本市が目指す新バスシステムは、まちなかで過剰気味に走行しているバスをBRT導入で集約し、生じた余力を郊外路線の維持・拡充につなげていくバス体系です。まちなかでも、郊外でもバスが便利になります。
まちなかでは
BRT導入により、スムーズな運行や乗車時の快適性が高まるなど質の高い交通環境が整います。
郊外では
バスの運行本数が増え、時間通りにバスが来るようになるなど利便性が高まります。
将来にわたってバス路線を維持するためには、路線の再編が必要みたいだな。
何か対策をとらなければいけないのは分かるけど、乗り換えは面倒よね…。
乗り換えの負担を軽減するために
交通結節点では
- 雨風をしのぐ上屋や待合場所を設けます
- バスの接近情報や出発時刻を表示する情報案内板を設置します
- 乗り換えるバスまでの移動距離をできる限り短くします
市報にいがた2428号(平成25年9月8日)掲載
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