連載第3回 「新バスシステム」導入の進め方は? (1)
最終更新日:2013年5月24日
平成26年度末から、BRT(次世代型バスシステム)の導入と、区バスや住民バスなどの地域の生活交通を含めた全市的なバス路線の再編を段階的に進めます。今回は、BRT導入の進め方について説明します。
BRTの第1期導入区間は、新潟駅と西区青山間です。車両は、開業段階では、通常のバス約2台分の輸送力がある連節バス4台を導入し、通常のバスと合わせて運行します。その後、車両の性能確認や導入効果の検証などを行った上で、残る必要台数を導入します。
走行空間は、開業時は現在のバスレーンを利用します。昨年2月に公表した「新たな交通システム導入基本方針」の中で示した、新潟駅と古町間の道路中央部に設置する専用走行路については、渋滞や安全性に対する心配など多くの意見が寄せられていることから、開業後、交通の流れを見ながら検証を行い、その結果を踏まえて平成31年度頃までに整備に取り組みます。
なお、第2期の導入では、新潟駅高架下交通広場の供用に合わせ、平成34年度頃を目標に鳥屋野潟南部方面への延伸を図ります。
BRT導入の進め方
第1期導入
区間
新潟駅から古町、白山駅、西区青山を結ぶ区間
暫定型(平成26年度中)
- 車両 連節バスを4台導入
- 走行空間 専用走行路は設けず、現在のバスレーンを活用
- そのほか 運行情報を提供する情報案内システムを導入、新潟駅や市役所、白山駅、西区青山に交通結節点を整備
完成型(平成31年度頃を目標)
- 車両 残る必要台数を導入し、BRTを本格運行
- 走行空間 新潟駅、古町間で道路中央部の専用走行路を整備
- そのほか 第2期に向け、新潟駅南口方面でイベント時などに連節バスを試験運行
第2期導入
区間
新潟駅から鳥屋野潟南部の間
- 平成34年度頃を目標に新潟駅高架下交通広場の完成による新潟駅南口方面への延伸、LRT(次世代型路面電車システム)への移行について判断
市報にいがた2413号(平成25年5月26日)掲載
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