35 米蔵
最終更新日:2020年2月14日
米蔵
年貢米の保管に使われました。間口22メートル奥行き6.4メートルの大きな一部屋です。部屋の内側に柱はありません。慶応3年(1867)の棟札が見つかっています。ただ、使われている部材は古い転用材です。このことから、もとは中ノ口川に面して建っていた村上藩の藩倉が、笹川家の米蔵として、慶応3年(1867)に移築されたのではないかと考えられています。
村上藩では、万延2年(1861)に大庄屋制を廃止しました。これに伴い、笹川家は、大庄屋から庄屋になりました。村の年貢を収納する蔵を敷地内に確保する必要が生じ、移築されたと考えられます。現在は味方地域の住民が使用していた農機具が展示してあります。
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