西区かがやき大使☆越乃リュウ通信55
最終更新日:2023年5月31日
芸能生活30周年コンサート
この春芸能生活30周年を迎えました。
30周年は新潟でやると随分前から決めていました。
自分が育ってきた場所というのは何より大事な場所で、
そこで感謝を込めてコンサートをしたい!
ずっとそう思っていました。
そんな願いが叶って 5月13日りゅーとぴあ劇場でコンサートを開催しました。
今日はそのコンサートを振り返ります。
オープニング
シークレットでずっとお稽古していた大太鼓。
一緒にお仕事をしたことが縁で繋がっていた万代太鼓の華龍様。
私に太鼓を叩かせてください!という無理なお願いを快く引き受けてくださり 基礎練習から入る日々。
通常右利きの私は 左の握力や感覚がとても鈍く それを出来る限り右に近づける作業から。
そしてダンスとは違う世界にこれまた苦戦し
簡単なリズムのはずなのに 叩くとなると何度やっても覚えられず
苦戦した挙句 生み出した方法が
踊りに変えたらどうなんだろうという技。
そしてスキップをして合わせたらすんなり覚えられるという。。。
太鼓あるあるなのか リズム覚えあるあるなのか。
プロの方との違いに愕然とし それでも引っ張り上げてもらいながら
気持ちだけは 華龍の一員!
間を楽しんで と教えていただいた意味がよく分かり
皆さまが待っていてくれた空気を背中で思いっきり感じながら
華龍の皆さまのエネルギーと共にお送りしたオープニングでした。
続いて朗読劇。
何度も書き直していただいた脚本。
新潟にちなんだものをしたいという私の要望で上杉謙信を。
これを一緒に演じてくれたのは 宝塚の後輩 貴澄隼人さん
現役の時から 芝居を締める大切な役をやったり 彼女の演技がとても好きでした。
この度も武田信玄をお願いし 稽古を重ねるごとに変化していく彼女を見て やはりお願いしてよかったと心から思ったものです。
芝居の面白さは その時に生まれる呼吸の違い。
それを思い出させてくれるかのように楽しませてもらいました。
稽古場では無音でやってきたものが
BGMや効果音 照明や舞台装置が入るとますますエネルギーが高まり 舞台の楽しさが増していくあの感覚。
そこに生音のお箏が入ってくると また違う世界が生まれました。
お箏と一緒に歌うという試み。
二十五絃箏は絃の数が25本あるお箏です。
普通の箏の絃は13本ですから3オクターブほど音域が広がり
その音色は和楽器とは思えないほどです。
紅蓮の炎
この曲を初めて聞いた時 カッコ良すぎて和楽器とは思えませんでした。
いつかこの曲で踊れたら。。。
その夢を叶えてもらいました。
大好きな振り付けの先生に振りを付けてもらい
衣装をつけて 照明が入り 舞台の空間
音が鳴り 音がぶつかり 音が馴染んで 身体で表現をする。
なんと幸せな空間でしょう。
本番のあの感覚は 楽しくて幸せで 忘れられません。
休憩をはさんでショーの始まりです。
宝塚の世界観をお届けするのにはやはり娘役さんが必要です。
今回は彩星りおんさん。
可愛らしくて癒しボイスを持つ彼女は 稽古場もパッと明るくしてくれるチャーミングな人。
彼女のおかけで舞台が華やぎました。
3人で踊ったシャレード。
これも何度も稽古をし どんどん変化していくのが楽しくて。
しかし 本番でこしのがやらかしたことは内緒です。
客席のペンライトと舞台が一つになったあの景色。
客席の皆さまからの温かいエールが何より幸せで
大勢のお客さまに見守られ たくさんの方々に助けていただき
地元での私のコンサートは幕を閉じました。
本当にたくさんの方に支えられて生きています。
出逢って下さった全ての皆さまに感謝申し上げます。
そして これからも私らしく楽しみながら歩んで参ります。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
越乃リュウ