金野千恵 Chie KONNO
最終更新日:2020年2月25日
作家・作品
金野千恵 Chie KONNO
1981年神奈川県生まれ。2005年東京工業大学工学部建築学科卒業、同大学院在学中2005-06年スイス連邦工科大学に奨学生として留学。2011年同大学院博士課程修了、博士(工学) 取得。2011年神戸芸術工科大学助手として務めると同時に、KONNO設立。2013年より日本工業大学助教。主な作品に、住宅『向陽ロッジアハウス』(2014年日本建築学会作品選奨 新人賞、H24年東京建築士会住宅建築賞金賞)、遊具『うみさんぽ』(水族館うみたまご「あそべるアート」コンペティション グランプリ)、住宅『路地室パラダイス』(2013年ニューハウス出版コンペティション グランプリ)、著書に『WindowScape窓のふるまい学』(2010年、フィルムアート社、共著:塚本由晴、能作文徳、編:東京工業大学塚本由晴研究室)など。
timber messenger -山から海へ旅するカフェ- Timber Messenger - A cafe(正しくはeの上に') traveling from mountain to sea -
潟から潟へと旅するカフェ建築。
旅は、眼前に広がる五頭連峰の山から間伐した15mの杉丸太3本を組んだ遊牧民族インディアンの住居「ティビ」の形で、福島潟から始まる。山から海へと5カ所を移動しながら、3本の丸太が徐々にカットされ、カフェの設えは変形し続ける。鳥屋野潟では市街地と田園風景を繋ぐメガホン型。佐潟では朝市の連なりや飛来する白鳥の群れを想起させるミニティビの反復。上堰潟では干し野菜の吊られた軒下をモチーフとする庇ユニットの広がり。万代島緑地ではベンチ高の丸太による集いの舞台。
この作品は、地域に見られた山、潟の恵みによる豊かな生活を伝達し、潟の風景とともに地域固有の食を体験するための空間となる。
timber messenger -山から海へ旅するカフェ- 福島潟(7/18~8/2)
timber messenger -山から海へ旅するカフェ- 鳥屋野潟(8/8~8/23)
timber messenger -山から海へ旅するカフェ- 佐潟(8/29~9/13)
timber messenger -山から海へ旅するカフェ- 上堰潟(9/19~10/4)
timber messenger -山から海へ旅するカフェ- 万代テラス(10/10)
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